認知症疾患専門病院で、認知症の方の対応技術を身に着ける

2018年、認知症の人の数は500万人を超え、65歳以上高齢者の約7人に1人が認知症と見込まれています。認知症施策推進大網（厚生労働省，2019）では、認知症になっても希望を持って日常生活を過ごせる「共生」と「予防」を車の両輪として施策を推進すると示されています。当院では、地域と連携をしながら地域循環型を目指した看護展開を進めています。病院を開放し、認知症カフェ、患者家族会、家族介護教室など、看護師も役割を持ち、地域との交流を大切にしています。

当院は認知症疾患専門病院です。6病棟、全てが認知症治療病棟です。行動・心理症状を表す“behavioral and psychological symptoms of dementia（BPSD）” の症状コントロール、薬物療法、日常生活援助を中心にケア計画を立案し、看護に取り組んでいます。YMGケアメソッドをはじめ、ユマニチュード®、カンフォータブル・ケアなど、様々な方略を駆使して取り組んでいます。看護師個々の考え方を尊重し、ひとりひとりの患者さんに、どのように向き合うかを多職種で考え、患者さんに一番適した対応方法やケア方法を話し合いながら作り上げています。

「認知症看護教育プログラム」でフォロー、認定看護師、特定行為研修支援制度も充実

認知症看護を身につけるための研修「認知症看護教育プログラム」をご用意しています。認知症看護認定看護師がアドバイザーとなり、勤務の中に研修時間を設定しています。
将来的に、認定看護師の資格取得を目指す方には、それを支援する制度もあります。

YMG横浜メディカルグループに所属する当院は、看護師が勤務を継続しながら、特定行為研修を受講し資格取得することも可能です。

皆様は、看護基礎教育を卒業された後に、なりたい看護師像を描いておられると思います。当院は高齢者看護、精神看護を極めたいと思われるあなたの自己実現を可能にできる制度と環境を同時に整えている病院です。

人間関係が良く働きやすい職場

すべての病棟で人間関係が良く、先輩職員も優しく助け合いながら勤務しています。

臨床での不安や戸惑いを、いつでも相談できる話しやすい病棟管理者や先輩職員です。看護師の臨床経験年数などは気にせずに、大切なチームの一員として新しい入職者を迎えます。私達は、認知症看護のスペシャリストであり精神看護のスペシャリストでもあります。人と人との結びつきを大切にし、お互いを思いやれるチームであることが、良い看護提供につながると確信しています