私が入職を決めた理由は二つあります。
一つ目は、自宅から30分以内に通勤できる距離で、勤務先が近い方が仕事を続けられると思ったからです。現在は、自転車で外の風景を眺めながら通勤できるので、リフレッシュになり運動不足の解消になっています。
二つ目は、教育体制が優れているところです。病院のホームページや看護師募集パンフレットに、新人のキャリアアップの取組が記載されており、自分自身が安心して成長できる場があるのだと思い就職を決めました。実際に教育を受け、優しい先輩看護師に丁寧かつ自分のペースに合わせて仕事を教えてもらったので、のびのびと成長することができました。
入職を決めた理由で挙げた通勤時間がかからないこと、教育体制が整備されていることの他に、多くの診療科がある病院ということを重視しました。多くの診療科があれば、様々な疾患やそれに対しての看護を学ぶことができると思いこの病院に決めました。
[最終学年]
■4〜6月
病院検索:インターネットや就職情報誌を使って病院の資料を集める
■7月
病院見学
採用面接
■2月
国家試験
看護学生時代は、患者さんとじっくり話をして、多くの時間を使って関わることができたのですが、就職してからは多くの患者さんを受け持つようになり、一人一人に関わる時間が少なくなった為、他の業務をしながら患者さんの想いをじっくりと聴く時間を作ることが困難となり苦悩しました。現在は業務にも慣れ、少ない時間でも患者さんの想いを聴くことができるようになりました。
嬉しかったことは、元気に退院する患者さんと多く関われることです。状態が悪く入院してきた患者さんが元気になっていく姿を見られるのは嬉しいのと同時に、自分の看護が実った実感が得られます。
当院の新人研修は、病棟に配属される前に、1週間オリエンテーション研修を実施してくれます。内容としては患者搬送や採血、ミキシングやコミュニケーション技術など基本的な看護技術であり、これらは看護学校で行った基本的技術の復習になります。看護学生は、実習終了から就職までの約4ヶ月間は国家試験の勉強などで看護技術に全く触れていない状態だと思います。私は、この研修で忘れていた技術などを思い出し、病棟に配属後も安心して働くことができました。
■4月
☆入職☆
看護部の組織・教育、PFMについて、身だしなみ・接遇、基準手順マニュアル、
社会人基礎力@、看護倫理、看護提供方式、認定・専門看護師について、勤労者看護、
災害看護、電子カルテの使い方、糖尿病の薬物療法、メンタルヘルスマネジメント@、
褥瘡予防・ポジショニング、酸素療法、食事・口腔ケア援助技術、トランスファー演習、
心電図・十二誘導、基礎看護技術演習、グループワーク総括
■5月
勤労者看護、重症度・医療看護必要度、医療ガス、コンチネンスケア、
BLS(一次救命救急)、安全な食事介助の視点(誤嚥防止のこつ)
■6月
危険予知トレーニング@、メンタルヘルスマネジメントA、
静脈注射レベルV講義(薬剤・安全)及び演習、看護診断の基礎、高齢者看護
■7月
3ヶ月の振り返り
■8月
静脈注射(感染、解剖生理、薬剤、静脈注射実技)
■9月
急変予測と対応、6ヶ月の振り返り
■10月
メンタルヘルスマネジメントB、
看護倫理(身体拘束・高齢者看護)、身だしなみ、社会人基礎力A、心電図の読み方(基礎A)、
看護補助者・クラークの業務・役割を知る、高齢者コミュニケーション
■11月
危険予知トレーニングA、多重課題・急変時対応・看護技術演習、災害看護
■1月
危険予知トレーニングB、メンバーシップ・チームワーク、緩和ケア・エンゼルケア、看護観
■3月
危険予知トレーニングC、社会人基礎力B、1年の振り返り
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