インターンシップや実習で、患者さん一人ひとりに対するケアの方法をカンファレンスで話し合い、実践しているところを見て、チームで患者さんの個別性に配慮した寄り添う看護を提供していることを知りました。私もそのチームの一員として最善の看護を提供したいと強く思いました。新人教育が充実しているということも入職を決めた理由のひとつです。大学の先輩から新人研修の様子や内容を聞いたところ、スキルを確実に獲得し、安全に、安心して患者ケアを実践できるような教育体制であることを知りました。当院は大学病院としての高度先進医療だけではなく、地域医療にも貢献しなければなりません。退院後の生活を見据えた看護が実践できる病院だと思いました。
まずは職場の雰囲気を重視しました。さまざまな病院の説明会やインターンシップに参加しましたが、北里大学病院は学生に対してもコミュニケーションを多くとってくださり、チームの一員として認められている雰囲気でした。職種や経験年数に関係なく、意見を出し合える環境だと感じました。それに加え、無理なく通勤できるか、給与はどうか、休みは取りやすいか、も重視しました。
[最終学年の前年]
■9月
就業体験
■10〜11月
就業体験、オンライン病院説明会
■12〜3月
病院研究、自己分析、履歴書作成、面接練習
[最終学年]
■5月
採用試験
■2月
国家試験
全てが初めてで日々の業務で精いっぱいでした。やらなければいけないことが多重課題となって混乱し、自分を同期と比べ、出来ていないところばかりに目がいっていました。徐々に自立して実践できる看護技術が増え、先輩から「成長している」と言ってもらえた時は嬉しかったです。自分では業務を行っているだけのつもりでしたが、患者さんから感謝の言葉が書かれたグッドジョブカードをいただきました。退院される日にわざわざお礼を言いに来て下さった患者さんもおり、頑張ってきて良かったなと思いました。
新しい技術を獲得するとき、研修前に動画を視聴したり、手順書を確認します。研修当日は座学だけではなく演習も行います。研修後もチェックリストを使用して、先輩に手技を確認してもらいます。このような集合研修と所属部署における一連の教育体制は、安心して患者さんをケアできることにつながりました。インプットした知識を確実、安全にアウトプットすることができました。研修内で同期と話せるグループワークがあり、同じ悩みを持っていたり、みんなも頑張っていることがわかりました。不安でいっぱいの時期にとても有意義な時間を持つことができました。
■4月
☆入職☆
2週間程度、感染管理について等、学生の時に学んだことの復習をしました。
■5月
フィジカルアセスメント(バイタルサイン)
ストレスマネジメント
■6月
フィジカルアセスメント(呼吸)
輸液ポンプ・シリンジポンプ
■7月
フィジカルアセスメント(腹部)
新人が起こしやすいインシデントの防止策
静脈血採血
■8月
フィジカルアセスメント(循環)
自分の目指す看護師像に向けて今の自分を振り返る
生食ロック
■9月
フィジカルアセスメント(脳神経)
BLS
看護倫理原則
■10月
複数患者のフィジカルアセスメント(シミュレーション演習)
病と共に生きる患者や家族への看護
■11月
患者の全体像をとらえるためのアセスメント
次のステップに向けてこれまでの経験を振り返る
膀胱留置カテーテル
■1月
看護倫理原則に沿って自己の事例を振り返る
これまでとこれからのメンバーシップ
呼吸を補助する治療と看護
〒252-0375 神奈川県 相模原市南区北里1-15-1