私は以前からがん看護について興味がありました。そのためがん看護についてもっと知識をつけ、がんを患っている患者の価値観や意思、希望を大切に関わりたいと考え、がん専門病院を選択しました。コロナ禍に大学に入学し、実習は時間短縮や学内へと変更となることが多く、自分の技術や知識に不安を持っていました。当院のインターシップに参加し、教育体制が充実しており、わからないことについて質問しやすい環境であると感じたため入職を決めました。他にも当院はがん治療実績がトップであり、多くの専門看護師や認定看護師が在籍しているため、看護師として自身の今後の成長に繋がると感じたのも入職の決め手となりました。
私は今後、経験を重ねて専門看護師や認定看護師を目指したいと考えているため、最先端かつ専門性の高い看護を患者に提供できる病院を探していました。また、キャリアアップについて学び続けるための教育体制が備わっていることも重視しました。その他に患者と関わる際に個別性を大切にし、その患者の持っている力に働きかける看護の実践を私も看護職の一員として行いたいと思いました。当院のインターンシップに参加した際に、看護師が患者に対応している姿や病棟の親しみやすい雰囲気に魅力を感じました。
[最終学年の前年]
■6月
病院の資料集め
■8月
他病院の説明会に参加
■10月
企業の就職説明会に参加
■2月
就職説明会(学内開催)
[最終学年]
■5月
当院のインターシップに参加
■6月
採用試験
内定
■2月
国家試験
私は消化器化学療法科の病棟に所属しています。病棟では、主に消化器がんのがん薬物療法、放射線治療、治験の治療を行っています。また病気に関連した様々な症状に対する緩和治療を行っています。入職当初は抗がん剤の種類や副作用について知識がなく、とても大変でした。現在は先輩看護師から分からないことへのヒントや、勉強方法についてアドバイスを貰えるので安心して学習ができています。病棟主体の勉強会もあるためとても参考になります。また、入退院を繰り返す患者が多く、再入院された患者に「前回退院した後は副作用少なくて安心した。この間はありがとう」と言葉を頂きました。看護を通して信頼関係が構築できたと感じ、より一層今後も頑張りたいという気持ちに繋がりました。
新人研修では教育委員から、基本的な看護技術の手順・手技・根拠・コツについて、分かりやすく繰り返し教えてもらえるため疑問点などをその場で解決することができる環境にあります。全体研修で学んだ技術は病棟でも先輩と一緒に何回か実施し、自信をつけてから自立となるため安心して着実に手技を獲得することができます。また、私の病棟では獲得したい手技や見学したい手技、現在勉強していることを日々共有する場を設けてくれます。そのような場を設けることで実践や見学の機会をいただき、より一層知識の定着に繋がっています。他にも学習の進捗状況や技術の獲得状況、仕事での悩み事も聞いて下さるため一人で抱え込むことなく仕事とプライベートの両立ができています。
■4月
☆入職☆
看護部新採用者オリエンテーション
看護技術「薬剤プライミング・ミキシング、患者誤認防止策、輸液管理、血糖測定、皮下注射、静脈内採血」
部署勉強会「電子カルテの使い方、抗がん剤の取り扱い(PPE)」
■5月
輸液ポンプの使用方法・管理
部署勉強会「抗がん剤のレジメンの説明」
■6月
医療安全/看護記録
部署勉強会「irAE」について
■7月
静脈注射について/フィジカルイグザミネーション
部署勉強会「AYAについて」
■8月
膀胱留置カテーテル/テープ固定/静脈穿刺
■9月
口腔ケア・褥瘡ケアについて
■10月
がん化学療法と看護/静脈ポート穿刺/がん手術療法と看護
■11月
臨床推理の基礎/コミュニケーションの基本
■12月
がん放射線療法の基礎知識/がん性疼痛の基礎知識
■1月
「心の残った患者との関わり」プロセスレコード発表会
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