私が当院を知ったきっかけは、大学の先輩から、静岡に看護師が中心となって体制を作った病院があるから見学に行ってみたらどうかと勧められたことでした。当時私は、地元の病院しか就職先を考えておらず、先輩の助言から他の病院もいくつかインターンシップに行ってみようと、夏休みに特別インターンシップに参加しました。その時のインターンシップで見学した病棟の雰囲気が、普段実習で通っていた病院とは全く違うと感じました。
特に医師や看護助手、他職種との連携ができていること、パートナーで患者様を見ていくこと、何よりも患者様と看護師との信頼関係の築き方に関心を抱きました。インターンシップはいくつか参加しましたが、一番印象に残っていた静岡がんセンターで、地元ではまだ経験できない最先端のがん看護を学ぶと同時に、看護師として大きく成長したいと思い、入職を決めました。
大きな病院や地元での入職も視野に入れていましたが、一番は、病院内の看護師が働きやすい環境であるかが重要であると思います。当院は、看護師が患者さんのことを一番に考えることができるような体制が整えられていると、入職して改めて思いました。例えば、院内での新人教育の手厚さ、福利厚生の充実、パートナーシップによるペアで看護をすることでの看護の質の向上などが挙げられます。
選ぶ優先順位は人それぞれだと思いますが、私は、看護師が成長できるとともに働きやすい職場があるかが病院を選ぶ際に重視するべき点だと思い、当院を選びました。
[最終学年の前年]
■7月
インターネットや就職セミナーに参加し、病院の情報を収集
■8月
インターンシップに参加
[最終学年]
■4月
小論文や面接練習
■6月
採用試験
就職先内定
■2月
国家試験
慣れない土地での就職は不安なことが多く、病棟での勤務では覚えることに必死で、患者様に十分に接することができませんでした。また、私は忙しい状況になると丁寧な対応が不十分となる傾向にあるので、自分の状況を整理して今後の優先順位を決めて動く方法に慣れることに苦労しました。しかし、経験を積むことで、患者様とのコミュニケーションを取る際に、視野を広げて周りを見て接することが徐々にできるようになりました。患者様から感謝の言葉をいただく機会が増えたことや、先輩から成長した点を聞くことが、とてもうれしく感じました。
1年目は多くのことで不安に思うことや、つらい場面も多かったですが、同期が悩みを聞いてくれる、いっしょに成長してくれることでたくさんの励みとなりました。地元から離れ、やっていけるか不安でしたが、今は同期に出会えたことが私の中で一番良かったことです。
当院では、入職前から国試対策セミナーとして2・3回ほど院内研修がありました。地方から来ている身としては、同期と関係を築けたり、病院の中を知る機会となったため、不安が軽減できたと思います。また、入職後も2週間の研修後に病棟配属となるため、安心しました。病棟配属後も週に1回程度研修があり、技術や知識を補って段階的に成長することができました。
教育担当の先輩方はとても優しく、困っていることがあったらすぐに相談に乗っていただき、アドバイスをもらって前向きに仕事に取り組むことができました。研修内容も病棟で実際に働いている看護師や医師からの講義が中心となるため、病棟ですぐ役立つ内容が多かったです。
■4月
☆入職☆
全体研修(2週間)
病棟オリエンテーション
勤務開始
■5月
必要度研修
■6月
夜勤オリエンテーション、シャドウイング開始
リフレッシュ研修
看護記録研修(カルテの記入方法)
■7月
フォローアップ研修
■9月
手術室、GICU見学
フォローアップ研修
■11月
OSCE研修
■12月
夜勤の独り立ち
フォローアップ研修
■2月
フォローアップ研修
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