基礎看護学実習Uの実習先が当院でした。そこで慢性腎不全の患者さんを受け持たせていただき、慢性腎不全や人工透析とは何かを調べるうちに、より詳しく学びたいと思うようになりました。当院では、人工透析や腎移植に力を入れており、各病棟に透析患者さんが入院されています。ここでなら興味のある分野を深く学べると思い、入職を決めました。また実習でお世話になった病棟は雰囲気が非常によく、看護師をはじめスタッフの方々は学生を快く受け入れて下さり、患者さんの個別性に応じた看護とは何かを丁寧に指導していただきました。この環境でなら看護師としてスキルアップできると考えたのも理由の1つです。
病院の雰囲気、人間関係を最も重視しました。毎日出勤することになるため、頑張ろうと思えるような環境で働きたいと考えたためです。次に教育体制です。新型コロナウイルス感染症の影響によって大半の各論実習は現場で実施ができず、看護技術を十分に習得できないまま入職することに不安を感じていました。そこで、当院は2週間のグローアップ研修として基礎的な看護技術を学ぶ機会があること、その後3ヶ月は先輩看護師の指導のもと1日の日勤業務を実践していく体制が整っている事を知り、着実に知識・技術を積み重ねていけると考えました。
[最終学年の前々年]
■3月
3〜4ヶ所程度の病院検索
パンフレット・資料請求
[最終学年の前年]
■2月
学内で実施された就職説明会参加(5〜6ヶ所程度)
[最終学年]
■4月
各病院のパンフレット請求
■5月
病院見学・就業体験に参加
■6月
当院他1〜2ヶ所を就職希望する
■7月
採用選考必要書類の準備・送付
■9月
採用試験(WEB面接)
■10月
内定・就職先決定
■2月
国家試験
まず1日の日勤業務を行うだけでも苦労していました。やるべきことを理解していても、取りかかるタイミングや優先順位の決め方、時間配分が分からず多くの業務を残してしまったり、メモをしていても抜けてしまったりなど、多重業務を行うことができず、自分は看護師に向いていないのではと悩むことが多かったです。しかし毎日日勤業務を行なっていく内に段々と一日の流れを掴むことができるようになり、一人でできることも少しずつ増えていきました。また先輩や患者さんから励ましや感謝の言葉をかけていただく度に自信がつき、また頑張ろうと気を引き締めることができていました。
入職してから、看護学校では学習しなかった技術が多くあることに改めて気付き、本当に看護師としてやっていけるのかとても不安でした。しかし、入職後2週間は基礎的な看護技術(12誘導心電図やインスリン注射など)を一通り学習、実践したり、医療安全や感染管理など看護師として理解しておくべきことを研修で学べたことで、多くの知識・技術を得ることができました。また部署に配属された後もペアの先輩方に看護技術を教わりながら実際に現場で実践を重ねていくことで、段々と自分のものにすることができたと感じています。
■4月
☆入職☆
旧)東京都保健医療公社での集合研修(2日間)集合研修(2週間)配属部署発表
■5月
夜勤シャドウイング・夜勤スタート・急変対応
■6月
メンタルヘルス・倫理
■7月
安全管理・感染管理
■9月
入退院支援
■10月
メンタルヘルス
■12月
課題発表会
■1月
静脈注射研修
■2月
ラダーレベル評価
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