1点目は、脳卒中治療やリハビリテーションに関して、急性期から回復期まで対応している点に魅力を感じたためです。脳卒中によって麻痺や高次脳機能障害などの後遺症が残ることは珍しくありません。そのため、治療だけでなく機能回復のためのリハビリも重要となります。日常生活上の動作一つひとつがリハビリと捉えることができるため、病棟で生活援助を行う看護師の持つ役割は大きいと感じています。
2点目は、インターンシップでの病院職員の印象です。私は就職活動時、自分がその職場に馴染めそうかどうか職員の様子を観察して判断していました。どんな雰囲気の職場が良いかは人によると思うので、実際に足を運んでみるのが一番だと思います。
まず自分の興味のある診療科があるかどうかを重視しました。私は脳卒中によって障害を持ちながら在宅で生活している方を実習で担当したことがきっかけで、脳卒中治療やリハビリに興味を持ちました。自分のこれまでの経験や価値観を振り返ってみて就職先の候補を考えると良いと思います。
また、居住地から極端に離れていないことも、就職先を選ぶ上で重視しました。特に働きたい場所や住みたい地域にこだわりがなければ、慣れ親しんだ場所で働く方がストレスが少ないと思います。
[最終学年の前年]
■3月
インターンシップ
[最終学年]
■4月
採用選考(面接)
内定
■2月
国家試験
複数の患者さんを日々受け持つため、業務に慣れない頃は計画通りに仕事を進めることに苦労しました。また、脳卒中発症後急性期にある患者さんを受け入れる病棟であるため、緊急入院の対応も多く、このような予定外の業務に対応する余裕が初めのうちはありませんでした。しかし、これらの苦労は先輩のフォローを受けながら経験を重ねることで解消されていったように思います。
働いていて嬉しいことは、治療やリハビリを通じて患者さんの状態が日に日に良くなっていく時です。入院時はベッド上で寝たきりでも、少しずつADLを向上させて車椅子で過ごすことができるようになる方や、初めは車椅子を使用していても、歩行訓練を重ねることで病棟内を歩行で移動するようになる方を見ると、とても嬉しく思います。
1年目は基礎的な看護技術の研修や、看護過程やアセスメントに関する研修などがあります。また、これら1年目全体への研修に加え、病棟ごとに新人看護師に対して知識や技術に関する講義が適宜行われています。全体での研修では、他病棟の同期と情報交換等をして刺激がもらえます。また、グループワークではそれぞれの看護の視点を共有することができるため、日々の業務に生かせると感じました。病棟での研修では、疾患や病態への知識を深めることができました。状態変化の激しい患者さんもいるため、異常がないかをアセスメントする視点を養うことができます。
■4月
☆入職☆
フォローを受けながら担当業務を開始
採血研修
■5月
看護記録の書き方研修
■6月
BLS研修
車椅子研修
■7月
夜勤開始
■9月
アセスメント研修
看護過程研修「概論」編
■12月
メンバーシップ研修
■3月
新採用者研修修了式
〒235-0012 神奈川県 横浜市磯子区滝頭1−2−1