私が目指す看護師像として、「一人一人に寄り添い、苦痛を軽減することが出来る看護師」を学生時代から掲げていました。3年間の学生時代を通して「一人一人に寄り添った医療提供とは何か」を考えたとき、まずは地域医療に携わっている病院での経験が重要になると考えました。
3年生の就職活動時、地域医療に根ざした病院を探していた際に、総合相模更生病院のホームページを閲覧し「地域に密着した病院として、保健、医療、福祉に貢献します」という基本方針を見つけました。また、実際に病院見学をした時、看護部長より方針や教育体制などの話があり、市民への平等な医療提供を行っていることに気づき、自身の目指している看護師像に近い看護を提供できると思い、入職を決めました。
私が病院選びで重視した点は2つあります。1つ目は教育体制。2つ目は職場環境です。
教育体制では私自身、看護学校への入学がコロナ禍であったため、最初の数ヶ月はオンラインでの授業が主でした。登校日数も限られていたため、自分が納得出来る程、演習回数も得られず、就職の際に看護技術の知識・技量に対し不安があったため重視した1つです。
職場環境では働きやすいかどうか、自身の性格と病院の特徴が合っているのかを重視しました。私自身、人と関わることに苦手意識を持っていました。そのため実習中に分からないことを聞くため、指導者に話しかけようとしましたが「怖い」「こんなこと聞いていいのか」など不安が先に来てしまい、先生に聞いてしまうことがありました。就職してからは、そこが課題となるため自身の積極性を最大限、発揮することが出来るのは働きやすく、聞きやすい環境だと思ったため重視しました。
[最終学年の前年]
■3月
病院検索(インターネット検索)
[最終学年]
■4月
病院検索(資料集め)
■5月
病院見学
■6月
病院見学
■7月
採用試験
■2月
国家試験
配属先が手術室ということもあり、全てが未知の世界でした。実習で手術見学をしていても、メインは術後の看護ということもあり、具体的に何をしているか学生時代はあまり明確ではありませんでした。よくドラマで見るような世界観をイメージしていたので、入職後の部署紹介やローテーションで手術室に来た時、「手術ってこんなことをしているのか」と感動したのを覚えています。
実際に配属されて、自分自身が手術の器械出しに入ると、知らない器械の名前や術野を見ても分からないことが多すぎて、日々勉強の1年でした。そんな中、プリセプターの先輩や、手術の症例について頂いた先輩達は、とても丁寧に教えて下さり、自身の成長を感じられたことがとても嬉しく感じています。
私の中での、新人研修の特徴としては、看護学生時代の不安の種であった、採血・ルート確保・尿道カテーテル挿入・輸血療法など学生時代で演習していたことを、再度、各部署に配属される前、配属されてから1〜2か月で行っていることが、新人研修の特徴の1つだと思います。
私の所属している、手術室では、術中の輸血が手術の症例によっては行われることがあるため、新人研修で行った、輸血療法はとても役に立ちました。研修では、輸血の置き場所、管理方法、受け取り方、使用時の注意点、副作用の観察・入力方法など学びました。実際、輸血を行った時、接続・投与は麻酔科医師が行っていたが、間近で見学したことで、輸血に関する知識の定着が図れました。そのため、今では、事前予測をし、輸血になった時の優先順位を考え、業務につくことが多いです。
■4月
☆入職☆
■5月
看護部 1ヶ月フォローアップ研修
■6月
看護部 3ヶ月フォローアップ研修
法人全体 3ヶ月フォローアップ研修
■10月
看護部 6ヶ月フォローアップ研修
法人全体 6ヶ月フォローアップ研修
■3月
看護部 11ヶ月フォローアップ研修
症例発表会(看護研究)
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