看護学校に入学した際に、学費や生活費の補助のために奨学金をお借りできる病院を探していた時にこちらの病院を見つけ、リハビリテーションに力を入れており、最新の設備が備わっているというところに興味を持ちました。
母の弟が脳出血で高次脳機能障害になり、当院に通院していました。受診時には私も一緒に行ったことがあり、当院について少しは知っていました。
学生の頃に毎日の学習や実習を通して回復期の退院指導やリハビリテーション看護について学び、興味を持ったことから、回復期の看護についてを学べる病院への就職を考えていたことがきっかけでした。
病院選びで重視したことは、どのようなことに力を入れているのかについてや、その病院の特徴について知ることを意識していました。
また私の場合は、病院から奨学金をお借りしていて、そのおかげで看護師になるための勉強ができていることに感謝していたので、「ぜひこちらの病院で働かせていただきたい」との思いがあったため選ばせていただきました。
【最終学年の前々年】
■5月
病院奨学金について調べる
■7月
複数の病院へ面接
■3月
病院説明会
【最終学年】
■4月
就職についての講義
面接練習
■5月
書類準備
採用試験
■6月
就職先内定
■2月
国家試験
■1年目で苦労したこと
業務を覚えて、チームの一員として仕事を遂行することです。
初めは病棟での決まりや看護ケア技術、電子カルテの操作方法など覚えることがたくさんあって大変だと感じました。また、毎日少しずつ新しいことを覚えたり、勉強して経験したりと、初めてのことがたくさんある中で「自分にやっていけるのか」という不安もありました。その中でもプリセプターや先輩方からいろいろなことを教わったり、アドバイスをいただくことで少しずつ業務を遂行することができるようになってきたと感じています。
■嬉しかったこと
ありきたりですが、日々のケアを行う中で患者さんからいただく「ありがとう」の言葉です。
やはり、自分が患者さんのために行ったことに対して感謝の言葉をいただくと、患者さんに対して「少しでも力になれた」のだと嬉しく思います。
当院の新人研修では、就職後に1ヶ月間の研修期間がありました。この研修で病院の特徴などを学べたり、看護師に必要な手続きや知識、病棟で働くための心構えや看護技術など、たくさんのことを学ぶことができました。
また、1ヶ月間同期と共に研修を行い、グループワークや意見交換も毎回違うメンバーで行うことができるので、いろいろな人の意見を聞くことでさまざまな視点から物事を考えることができたり、コミュニケーションを積極的に図る機会になるところが良いと感じました。
実際に病棟で働くと、新人研修で学んだ技術を実践することでさらに分からないところに気付けたり、アドバイスをいただいたりすることで臨床で生かすことができるため、看護ケア技術の研修は特に役に立ったと感じています。
■4月
☆入職☆
看護部新任職員オリエンテーション
看護職員として必要な基本的姿勢と態度
看護部概要(方針・勤務・教育に関すること)
各部門紹介
名誉院長・病院長講話
リスクマネジメント(救急教育・感染対策)
日常生活援助技術(移乗・移動、体位変換、更衣、食事と口腔ケア、おむつ・便尿器の当て方)
看護技術(酸素吸入、吸引、血糖測定、導尿、浣腸)
リハビリ看護の専門性(回復期の看護、ICF、FIM、看護必要度、皮膚・排泄ケア)
電子カルテの操作練習
看護記録と報告
■5月
看護技術(採血)
薬の見方
夜勤に向けての説明
看護記録
■6月
点滴・静脈注射の管理
薬剤について
医療機器の取り扱い(輸液ポンプ・シリンジポンプ)
■7月
医療機器の取り扱い(モニター)
3ヶ月の振り返り
■8月
移乗・移動介助技術(講師:理学療法士)
■9月
看護倫理
■10月
退院調整・退院支援
摂食・嚥下障害看護
フットケア
■11月
症状・生体機能管理技術(シミュレーション研修)
危険予知(KYT)トレーニング
救急対応(AED)
感染対策
■12月
静脈注射(留置針)
■1月
1年の振り返り
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