在学していた大学の助教の方が以前勤められていた病院であったことで当院を知りました。
その方から、当院の職員は助け合いの精神を持つ人が多く、人間関係が良好であること、ラダーを使用し、プリセプターを新任職員に対して1人ずつ配置し手厚いサポートを行っていることなど、研修制度が整っているということを聞いたため魅力に感じました。
また、周術期を担う病棟と回復期を担う病棟が備わっているため、携わりたい看護の段階が変わった場合でも、病棟を変えることで長い間働くことができると感じたため、入職を決めました。
新卒看護師として働き始める時期と同時に1人暮らしに挑戦する勇気がなかったため、実家から通勤できる範囲で病院を絞り込みました。また、祝際日も休みとして扱われるか・産休や育休・院内保育など、長く在職できる制度があるかといった福利厚生に関する点も参考にしました。
新任職員に対してラダーの活用の有無や院内研修内容・プリセプター制度の導入有無、新任職員の離職率、さらに、地域における病院の機能や役割・理念と、「患者様一人ひとりの個性を大切にしながら尊厳を守り、寄り添った看護を行ないたい」という自身の看護観とに相違がないかも確認しながら決めました。
【最終学年の前年】
■12月
病院研究(インターネットを利用し病院の情報収集)
■1月
合同就職説明会(就職サイトが開催)
■2月
合同就職説明会に参加
【最終学年】
■10月
エントリーシートの作成
面接対策
小論文対策
■11月
採用試験
■12月
就職先内定
知識習得のために勉強時間を設けないといけないが、日々の勤務の疲れから時間の確保をすることに苦労しました。しかし、プリセプターが親身に相談に乗ってくださり、隙間時間の活用ができるようになったことが嬉しかったです。
また、プリセプターだけでなく病棟の先輩方が「大丈夫?」と声をかけてくださり、相談事も親身になって聞いてくださったことが嬉しかったです。
患者さんから「あなたの顔を見ると安心する」「今日はあなたが担当なんだね。嬉しいわ」と声をかけていただいたことも嬉しく励みになっています。さらに、先輩方の日々の指導により看護技術の習得が増えていくことで成長を感じることができている点も良かったと思っています。
1つずつの看護技術に対してしっかり時間を確保している研修であったため、新任職員全員が実際の手技を着実かつ丁寧に時間をかけて経験できました。
研修によっては少人数に分かれるグループ制で行いますが、グループ毎に先輩看護師が配置された環境での実施であったため、気になる点をその場で相談でき、不安を軽減することができました。
事前学習を通して得た知識を座学にて再度確認を行い、さらに実際に機器に触れたり技術を実施したことで、病棟で初めて実践する際に、注意点や根拠を理解し自信をもって行えたので、役に立ったと感じました。
■4月
☆入職☆
看護部新任職員オリエンテーション
看護職員として必要な基本的姿勢と態度
看護部概要(方針・勤務・教育に関すること)
各部門紹介
名誉院長・病院長講話
リスクマネジメント(救急教育・感染対策)
日常生活援助技術(移乗・移動、体位変換、更衣、食事と口腔ケア、おむつ・便尿器の当て方)
看護技術(酸素吸入、吸引、血糖測定、導尿、浣腸)
リハビリ看護の専門性(回復期の看護、ICF、FIM、看護必要度、皮膚・排泄ケア)
電子カルテの操作練習
看護記録と報告
■5月
看護技術(採血)
薬の見方
夜勤に向けての説明
看護記録
■6月
点滴・静脈注射の管理
薬剤について
医療機器の取り扱い(輸液ポンプ・シリンジポンプ)
■7月
医療機器の取り扱い(モニター)
3ヶ月の振り返り
■8月
移乗・移動介助技術(講師:理学療法士)
■9月
看護倫理
■10月
退院調整・退院支援
摂食・嚥下障害看護
フットケア
■11月
症状・生体機能管理技術(シミュレーション研修)
危険予知(KYT)トレーニング
救急対応(AED)
感染対策
■12月
静脈注射(留置針)
■1月
1年の振り返り
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