領域実習での経験から精神科に興味を持ちました。総合病院などにも精神科はありますが、希望した通りの科に配属されるとは限りません。そのため、精神科単科の病院を中心に探しました。
また、もともと学生時代の頃より就職は県外に出て働きたいと考えていたので当院を選びました。
複数の病院のインターンシップ(就業体験)に行き、病院自体の雰囲気や働いている人たちの様子などを見させていただきましたが、当院は、全体的に殺伐とした空気感はなく柔らかい印象を受けました。また、入職後はできるだけ長く勤めたく、そのためには職場での関係性が大切だと思いました。
複数の病院を見学させていただいたなかで「上野病院」が一番私の理想とする職場環境だと感じたため、就職を決めました。
1つ目は「勤務体制」です。
二交替制と三交替制があり、三交替制のほうが拘束時間も短いため、身体的な負担が少ないと考えて選びました。
2つ目は「新人教育制度」です。
看護師としての知識や技術を1年かけて、研修を通して教育していただく制度はもちろんのこと、看護師としてだけでなく、新社会人として社会人の接遇などを教育していただく研修もあります。
3つ目は「働きやすさ」です。
休日や月の残業時間、有給取得率、離職率を見て決めました。上野病院は完全週休2日制度であり、月の残業時間も少なく、離職率も低いです。
上記の3点を重視して病院選びを行いました。
【最終学年の前年】
■9月
インターネットを使って病院調べ
【最終学年】
■4月
インターンシップ(就業体験)に参加
■5月
インターンシップ(就業体験)に参加
■6月
インターンシップ(就業体験)に参加
■7月
インターンシップ(就業体験)に参加
■8月
インターンシップ(就業体験)に参加
苦労としたことは、実習と現場の違いに慣れることです。
実習では一対一で関わることがほとんどで、受け持ちの患者さんだけを見ていればよかったのですが、就職してからは、チーム全体を見ながら日々行なわないといけない業務をこなす必要があります。いわゆる多重課題が日々あり、その優先順位を考えながら行動していかなければいけないことに、現在進行形で苦労してます。
よかったことは、入職以前と比べコミュニケーション能力がついたことです。もともと喋ることは得意ではありませんでしたが、患者さんと会話をする機会が増え、コミュニケーション方法について日々勉強することができ、コミュニケーション能力が向上したことはよかったことだと感じてます。
新人研修の特長として、初めの1週間は上野病院に就職した全職種(看護師、作業療法士、栄養士、精神保健福祉士など)全員で、基礎的な知識はもちろんのこと、社会人としてのマナーなどを学べるのが特長だと思います。
社会人を経験したことがある人もいますが、私をはじめ、社会人を経験したことがない人もいるため、「社会人としてどうあるべきか」などを学べることは大きな意味があります。看護師だけが仕事ではありません。もし、今後辞めたとしても、社会人として生活していくうえで必要なことを身に付けることができます。
また、病院で使用する器具や用品を販売している会社の方が研修に来てくれます。そのため、一番効率のよい使い方などを知ることができるので、用品の良さを現場で最大限に発揮することができます。
■4月
☆入職☆
オムツ交換、安全な介助・移送/体位変換
移動・移乗、食生活支援、作業療法
看護記録方式について
■5月
急変時の対応(講義・演習)、採血検体の取扱い
心電図12誘導(講義・演習)
輸液ポンプ・シリンジポンプ
■6月
災害防災対策/初動編
CVPPPについて、医療用テレメータ、AED
対応ロールプレイ
振り返りフォローアップ研修
■7月
統合失調症の理解、多重課題コスト計算
診療報酬、関節可動域訓練
■8月
認知行動療法、気分障害の理解
薬物療法、社会資源
■9月
認知症の理解
振り返りフォローアップ研修
■12月
振り返りフォローアップ研修
■2月
振り返りフォローアップ研修
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