入職を決めた理由は、奨学金制度です。奨学生となり貸与を受け、将来は借りた年月の期間働けば、奨学金を完済できるところに魅力を持ちました。また、当院の奨学生となると月に一度、奨学生のミーティングや勉強会があり、そこで看護学生担当の方や先輩Nsと交流ができます。看護の勉強や実習、国家試験に向けての進み具合や悩みなどを奨学生同士で共有し、お互いに励まし合いながら取り組むことができました。勉強会では、医師をはじめ研修医や他医療スタッフなどが奨学生に向けて授業してくださり、疾患だけでなく他職種連携などを学べたことがとても身につきそのまま入職しました。
私が重視した点は、様々な疾患について学べるところです。
まず当院の急性期では、脳神経系の外科病棟や消化器内科、整形外科、総合診療科の混合病棟があり、様々な疾患を学べます。私は混合病棟で働いており、誤嚥性肺炎や心不全、肝硬変、骨折などバラエティに富んだ疾患に加え、治療の一環として、胸腔ドレーンPTGBDといった消化器系ドレーン、人工呼吸器やNPPVなども病棟内で学べるため多くの知識が身に付きました。したがって、科別の専門病棟に比べて治療の幅広さというのがとても魅力的でした。
[最終学年の前々年]
■9月
病院研究
■10月
病院研究
■11月
病院研究・奨学金貸与申請
[最終学年]
■8月
採用面接
内定
■2月
国家試験
看護師1年目に苦労したことは、治療方針を理解していくことでした。なぜ、その疾患に対しその薬剤を使用するのか、抗生剤を使用するの課などを、一つひとつ勉強し理解していくのにとても時間を費やしたのを覚えています。
嬉しかったことは、患者様が退院する時に「あなたに会えてよかった、感謝しています。」と言われたことです。看護師という職業は患者様との直接的な関わりをしていくため、その患者様と多く関わり、最後に上記のように言われたことがとてもうれしかったです。
看護師になって良かったことは、自分が多くの人の役に立てるという自信がついたことです。今まで目に見えて人に感謝される経験が少なかったのですが、自分が関わった患者様の状態が改善し、退院する姿をみることで自分も役に立てたのではないかと思うようになり、看護師になってよかったと思います。
汐田総合病院の特徴である技術ローテーションです。技術ローテーションは採血や末梢確保、バルーン挿入などを各病棟に3日間程度ずつ回る研修です。
それは役立つことにもつながっていました。この研修は、まず、技術面で採血などを実際に患者様に実施していくため、とても緊張感が生まれ今後もしていく技術の上達にとても役立ちました。また、各病棟をローテーションしたことで、自身がどの病棟で働きたいのかというイメージがわいたことも大きく役立ちました。
■4月
☆入職☆
技術ローテーション
■5月
技術ローテーション(ゴールデンウィーク明けまで)
配置面接
振り返り(1回/週)
■6月
振り返り(1回/週)6月上旬まで
看護過程研修
■7月
他部門研修(検査科 放射線科 栄養科 薬局)
■8月
多重課題研修
日勤自立
■9月
夜勤見習い開始
事例検討介入
■10月
事例検討まとめ
■11月
夜勤自立
■12月
病棟内事例検討発表
■3月
総括研修
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