入職した病院は、地域の人々に頼られ、信頼される病院であるために24時間365日救急対応している二次救急医療機関であり、高齢者救急をはじめ、地域で発生する救急患者の初期診療と入院治療を担っています。そのため、救急対応から手術、回復過程、退院に向けた地域連携が学べると考えました。また、病院見学をした際に、医師、看護師、理学療法士、MSWなど多職種でカンファレンスを行い、連携している様子を見て、患者さん一人ひとりに寄り添った看護をしている印象を持ちました。加えて、職員が患者さんに対し、目線を合わせて笑顔で接している姿を見て、この病院の一員になって働きたいと思いました
私が病院選びで特に重視した点は2つあります。1つ目は、地域に寄り添える病院かということです。地域医療は、地域の人々の健康を守るために欠かせない存在です。私は、慢性的な病気や高齢化などの問題を抱えた地域の人々がより良い健康状態を維持できるように貢献し、また、病気やケガをした際は、住み慣れた地域の病院で、適切な退院先を目指して療養していくことをサポートできる看護をしたいと考えていました。2つ目は自分らしい働き方が出来る職場であるかという点です。ワークライフバランスを実現することで、ストレスの軽減や充実感の向上、健康維持など、さまざまなメリットが得られると考えました。
[最終学年の前年]
■6月
看護学校で実施した合同病院説明会に参加
■9月
病院見学会に参加
[最終学年]
■5月
採用試験
■2月
国家試験
看護師1年目に苦労したことは、看護学校で学んだ理論と実務のギャップです。実際の現場では、さまざまな医療処置や操作が求められ、多重課題に対処しなければなりません。それらを安全、正確かつ迅速に行うこと、優先順位をつけてタイムスケジュールを組むことが難しく大変苦労しました。加えて、さまざまな病状や状況に対応するために、自己学習や経験を積みながら技術を磨く必要がありました。嬉しかったことは、患者さんのケアやサポートを通じて、少しずつ自分の成長を感じることが出来ました。自分の努力や学びが患者さんの状態改善や安心感につながった時には、大きな充実感を感じることが出来ました。
私が入職した病院の新人研修の特徴は、新人サポートチームが中心となり看護知識、病態の学習、技術演習等の研修があるところです。また、看護技術の獲得目標や課題がサポートチーム以外の看護師にもわかるように、1年間のプログラムが設定されており、病棟全体で新人看護師の育成支援があります。研修では他病棟に配属された同期たちと共に行うことで、各病棟の特徴や横のつながりを得ることが出来ます。加えて、eラーニングで時間や場所を選ばずに自己研鑽することが出来ます。個別では、毎月振り返りを行い、達成したことや課題を見つけ、新たに目標設定をすることや、そこから出た悩みや不安など精神的支援もしてくださいます。
■4月
☆入職☆
・メンバーシップ研修@ ・血糖測定、皮下注射、薬剤ミキシング
■5月
・採血、与薬
■7月
・酸素管理、吸引、静脈内注射、BLS研修
■9月
・メンバーシップ研修A・輸液ポンプ、シリンジポンプ管理、膀胱留置カテーテル挿入
■10月
・褥瘡観察と評価
・静脈注射承認試験
■12月
シュミレーション演習
■2月
・ドレナージ管理、麻薬管理
■3月
・1年間の振り返りと次年度の課題
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