民医連は無差別平等をかがけ、金銭的に困難な方でも安心して医療を受けることが出来るように取り組んでいます。そんな思いに深く共感し、また地域医療に興味があったことが入職のきっかけになりました。看護実習でも感じていましたが、治療したい一心でも金銭面の不安が大きく、治療を断念する患者さんが多いことを知りました。実際に実習で受け持った患者様が「生きたいけど、お金がないし迷惑な人間だから諦めるよ」と悲しそうに言った言葉が忘れられません。全ての人に医療が受けられるような社会になって欲しいと考えるようになりました。
私が重視した点は2つあります。1つ目は雰囲気です。忙しい中でも病棟全体が明るく、挨拶が行き交い温かいところが自分の中では重要なポイントでした。インターシップや病院説明会、見学に積極的に参加することで自分にあっているかどうかを、実感することが出来るのでおすすめです。2つ目は教育制度です。1年目は身体的にも精神的にも大変さを感じることが沢山あります。特に悩むのが勉強や技術面でした。その不安を解消するのは、練習と体験の積み重ねのみです。そのため教育体制や研修の充実は重視する点でした。
[最終学年の前年]
■2月
病院の情報収集、資料請求
[最終学年]
■4月
説明会に参加
■2月
国家試験
技術研修では、採血、経管栄養法、膀胱留置カテーテルの挿入等を実施し、医療行為を行ったことで改めて看護師になれたのだと実感し印象に残っています。当院では専門診療科がないため、整形、消化器、呼吸器、循環器等幅広い疾患をみます。苦労した点として浅く広くですが、幅広い疾患の勉強が大変でした。
嬉しかったことは、自分の考えた看護で患者から感謝を言われることで、やりがいにも繋がります。印象に残っている先輩の指導は終末期の患者の対応をしている時です。
■4月
☆入職☆
感染対策
看護技術(採血、経管栄養、食事介助、吸引、点滴、血糖測定、皮下・筋肉注射、酸素、
浣腸、導尿、オムツ交換、膀胱留置カテーテル)
■5月
転倒、薬剤講義、実技、急変時の観察ポイント
■6月
BLS・救急カートの確認、急変時のシミュレーション
■7月
患者をまるごと見る視点を学ぶ
■10月
死生観、エンゼルケア(終末期の対応)
■11月
介護保険について、透析研修
■3月
気になる患者のケースレポート作成
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