私は、こどもが好きで小児に関わる看護がしたいと思っていたのですが、学生の頃、こども病院で白血病と向き合うこどもの映像を授業で見ました。辛い病気を抱えながらも、前向きに頑張るこどもの姿を見た時に、そのようなこどもたちや家族を支えられる看護師になりたいと思い、地元である静岡県立こども病院を選択しました。当院では高度医療と小児の専門領域を学ぶことができると思いました。その一方で、高度専門病院で自分自身がついていけるのだろうかという不安もありました。しかし、インターシップに参加した際に教育体制が整っており、病院の雰囲気や、先輩看護師の対応が良かったことで安心して働けると感じ入職を決めました。
まず私が第一優先したのは、小児看護ができることです。その中でどこに配属になっても小児看護に携わることができるこども病院はとても魅力的でした。そして、定期的な研修やチューター制度によるサポートがあり、小児専門看護師がいることや教育体制が充実している点も小児に携わる看護師として成長するための重要要素であると考え重視しました。さらに、人間関係も働き続けるためには重要であると考えました。インターンシップで見学した病棟の雰囲気が明るかったことや、先輩看護師と話す機会があり、その時の看護師が優しく丁寧に対応してくださったことが最後に病院選択の決め手となりました。
[最終学年の前年]
■3月
インターシップ
[最終学年]
■4月
病院の資料を集める
■5月
採用面接
■6月
内定
■2月
国家試験
外科病棟に配属になった私は、特殊な看護処置も多く先輩達のようになれるのかと不安でした。さらに、多重業務の中で優先順位を考え行動するのが難しく、自分よりも効率的に業務ができている同期を見て焦る気持ちでいっぱいでした。しかし、私はコツコツと学習を積み重ね、多重業務も先輩の助言を元に頭でシミュレーションしながら実践し、業務の組立ては時間はかかりましたが確実に成長できたと思います。そして、以前よりも自信を持って看護できるようになったことや、私の看護で患者・家族から感謝の気持ちを言われた時にとてもやりがいを感じました。また、こども達の笑顔や治療を頑張る姿を見ていると、私も頑張ろうという気持ちにさせてもらえることがこの病院で働けてよかったと感じます。
当院では、臨床看護実践能力段階表があり、それぞれのレベルに合わせた研修が受けられます。入職時、3・6・10・12ヶ月に定期的な研修があり、その時期に必要な看護師としての知識や技術・態度の獲得ができます。さらに、研修で他部署の同期と悩んでいることなど共有することでやる気につながりました。病棟でも日々目標を決めて計画的に振り返りを行ったり、勉強会を行い知識を深めることができました。
■4月
新規採用者オリエンテーション(3日間:多職種合同)
新規採用者研修
■5月
新規採用者研修(5月上旬まで)
■6月
3ヶ月フォローアップ研修
■10月
6ヶ月研修(安全確認行動)
急変時の対応研修
■1月
10ヶ月研修
■3月
12ヶ月フォローアップ研修