最初の就職先は福岡県の徳洲会病院でした。都心部で働きたい願望があったのですが、地元が長崎であったこともあり、両親が九州圏内で1年目は就職して欲しいとの希望もあり、福岡での就職を検討しました。サッカーを昔していたことなどもあり、整形外科での勤務を考えていましたが、1年目から整形外科と特定するよりは幅広い診療科を経験しながらキャリアと共に本当にやりたい診療科を決めていっても良いかもと思いました。そこで、診療科を多く持つ病院で検討して、ライフイベントで勤務場所や環境変化のニーズを検討してもらえるかもと思いグループ病院を選択しました。全国展開の規模があり、福利厚生も多いと説明会で感じたので徳洲会を選びました。途中で地元の長崎の徳洲会に異動希望を出して働き、その期間で神奈川の湘南大磯病院へ応援に来たことをきっかけに現在の職場の地域の住みやすさでこれからもここに住みたいなという気持ちが強くなり今の職場を選んだ形となります。
1番大きい理由としては全国規模でのグループ病院という点です。長い人生の中でずっと地元で生活の拠点を置いて生きて行くかどうかは確信的には決めていませんでした。なので、ざっくりと都心部で最初は働いて後々落ち着いた田舎の方で生活するかどうか決めたりなど自分のライフワークに合わせたり、結婚や両親への介護を要する様になって故郷へ帰らないといけない状況など様々なライフイベントが起きた際に異動など検討できる環境が必要だなとは思ってました。また、家族が出来たり、両親の療養が必要となった際の家族全体での診療や補助など受けられる幅広い福利厚生も自分としては理想ではあったので現在の職場を選択しました。また、認定看護師や専門看護師を取得するためのバックアップ体制もあることも、これからの自分が明確にやりたいことを見つけた時に背中を押してくれる環境である必要を感じてました。そこも追加であることが尚理想でした。
[最終学年]
■4月
大学病院かグループ病院か病院研究
■5月
どこに住んで就職したいか整理
■6月
親に職場に関して相談
■7〜8月
説明会に参加
■10月
採用試験
■11月
内定
■2月
国家試験
苦労したことは、とにかく職場になれること、一人暮らしになれること、生活環境に適応することでした。夜間の学校に病院で働きながら通っていたのもあり、病院で働くこと自体は全く初めてという訳ではありませんでしたが、地元から離れての就職だったため、近くに友人が居たわけでもなく、職場の人達も初めての人ばかり。緊張した日々で最初の数ヶ月は仕事終わりはどっと疲れを感じてました。あとは生活環境や土地勘にも慣れるため、休みの日は色々出掛けてみて周囲の店や環境把握に努めてた気がします。また課題も日々あり、それに追われる日々だったと思います。嬉しかったこと、良かったことは同期に恵まれたことです。90人近く居た同期の中で仲良くなった仲間と苦労や喜びを共有して時間を共に出来たことは自分の支えでした。
ラダー研修で段階毎にレベルアップ基準が示されており、スキルアップ時には判断基準が分かりやすかった。技術チェックリストに関しての研修も多々あった。技術の習得は勤務先の病棟で全てやるのかと思っていた。しかし、技術習得の目安の期間があり、その期間に合わせて病棟のみではなく、新人研修でもフォローアップしてくれた。在籍の認定看護師や専門看護師も研修を行い、後々にその分野に関わることがあった際に知識の担保や振り返りの材料として助かった。また、定期的に他病棟へのOJT研修があり、普段の病棟では関わることの無い医療機器などを見たりすることで知識の幅を広げる機会にはなった。
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