入職を決めた理由

私は学生時代スポーツをしていたため、怪我をすることがあり、病院に通院することが多々ありました。
怪我をして辛い心境のなかでも、看護師さんが笑顔で励ましてくれ、自分の心の支えとなってくれました。その姿を見て、私も看護師として、スポーツ復帰や身体機能の回復などのリハビリテーションの介入に携わりたい、と考えるようになりました。また、学生時代の経験を活かして、当院の理念でもある「患者さんの立場に立ったチームアプローチによるリハビリ医療」に貢献することができると考えたからです。
また、当院では新人教育体制が充実しており、院内・院外研修を通して看護師としてキャリアアップできると考えたため、入職を決めました。

病院選びで重視した点

私が病院選びで大切にしたことは2つあります。
1つ目は、患者さんに寄り添う看護が実現できる病院です。私は患者さん一人ひとりに寄り添える看護師を目指しており、慢性期・回復期のある病院にいる患者さんと長く深く関わっていくなかで看護サービスが提供できる病院に就職したいと考えました。
また私は、患者さんとのコミュニケーションを重要視しており、コミュニケーションを通して信頼関係を構築していくことで、患者さんや家族の立場を理解できる看護が学びたいと考えました。
2つ目は、新人教育体制が充実している点です。当院では1年目の看護師に向けて組まれたカリキュラムに沿って指導が行われるため、安心して業務に取り組むことができます。

就職活動スケジュール（いつどんな活動をしたのか）

【最終学年】
■6月
病院研究 インターネットを使って、病院の資料を集める

1年目に苦労したこと、嬉しかったこと、よかったこと

私は働き始めた際、新しい環境や実際の臨床現場に戸惑い、慣れることに精一杯でした。しかし、病棟の雰囲気はとても良く、わからないことに対して丁寧な指導をしてくれる先輩看護師がいるおかげで、安心して働くことができています。
また、プリセプター制度があり、知識や技術を着実に段階を踏んで習得していくことができます。そのうえ、直接的な業務以外にも、悩み事に対して一番身近な相談相手として、心の支えとなってくれるため、少しずつですが看護師として自信を持つことができています。
また、普段の業務のなかで、患者さんに「ありがとう」と感謝の言葉をいただいたときや、「頑張ってるね」と言っていただいたときに、看護師になってよかったと感じます。

新人研修内容の特長

当院の新人研修では、グループでのディスカッションや発表をする場面がたくさんあり、同期とコミュニケーションを取ったり、他病棟のことを知ることができる、いい機会となります。
自分の勤務している病棟との違いや同期と話すことで新しい気付きや、いい刺激をもらうことができます。また、研修自体は新人看護師が不安なく働けるよう、段階的に研修が組まれており、基本的な技術から実践的な内容まで、幅広い教育体制が整っています。
教育体制のなかにはキャリア開発ラダーもあり、自分のキャリアの段階を把握したり、自分の弱みや強みを知ることで、自分のペースでキャリアアップしていくことができるので、安心して仕事に取り組めます。

1年間の新人研修スケジュール

■4月
☆入職☆
看護部新任職員オリエンテーション
看護職員として必要な基本的姿勢と態度
看護部概要（勤務・教育に関すること）
各部門紹介
名誉院長・病院長講話
リスクマネジメント（救急教育・感染対策）
日常生活援助技術（移乗・移動、体位変換、更衣、食事と口腔ケア、おむつ・便尿器の当て方）
看護技術（酸素吸入、吸引、血糖測定、浣腸）
リハビリ看護の専門性（回復期の看護、ICF、FIM、看護必要度、皮膚・排泄ケア）
電子カルテの操作練習
看護記録と報告

■5月
看護技術（採血）
薬の見方
夜勤に向けての説明
看護記録

■6月
点滴・静脈注射の管理
医療機器の取り扱い（モニター）

■7月
医療機器の取り扱い（輸液ポンプ・シリンジポンプ）
薬剤について
3ヶ月の振り返り

■8月
移乗・移動介助技術（講師：理学療法士）

■9月
看護倫理（講師：小児看護専門看護師）

■10月
退院調整・退院支援
摂食・嚥下障害看護
フットケア

■11月
症状・生体機能管理技術（シミュレーション研修）
危険予知（KYT）トレーニング
救急対応（AED）

■12月
静脈注射（留置針）

■1月
1年の振り返り