妊娠6ヶ月で勤務していたある日、内視鏡検査を受ける患者さんがいて、検査前に洗腸剤を介助しながら飲んでもらいました。その後、内視鏡室に患者さんをストレッチャーで移動させ、検査終了後にお迎えに行く時に、私のお腹が張って苦しくなり、全身倦怠感もあってうずくまってしまったのです。
　すると内視鏡室の看護師が私を見て「大丈夫？今何週？」と声をかけてくれて、バイタルを測ってくれました。私は「大丈夫です。患者さんを連れて帰ります」と言ったのですが「無理しちゃダメ！赤ちゃんを守れるのはお母さんしかいないんだよ」と、産婦人科に連絡をしてくださいました。
　看護師は業務が多くて無理することもある仕事ですが、自分が先輩に看護してもらった経験から、助け合って仕事をしていくことがとても大切だと改めて学ぶことができました。