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まだ新人だった頃に出会った患者さんとの関わりから、看護師の基本を学ばせていただいたエピソードです。
その患者さんは盲目で透析をしていて、入院の期間も長く、私よりも病院のことをよく知っていらっしゃいました。ある日、病室に入ると「あなたは鈴木さんね!」と私の名前を当ててくれました。「よく分かりましたね」と私が驚いて言うと「足音で誰だか分かるのよ。入院中は暇だから、たとえ目が見えなくても耳や鼻で看護師さんや先生のことを見てるのよ」と笑いながら話してくれました。
この時、患者さんの看護師に対する思いや期待をよく理解することができました。それからはどんな患者さんに対しても心地よく感じていただける接し方を心掛けられるようになりました。
M・S
外来
3人の娘と消防士の夫がいます。この仕事が好きな私は、3人とも6か月で院内保育所に預けて復帰しました。私の中で子育ては、仕事をリセットできる時間だと感じています。無事に成長してくれた子どもたちを見ては、仕事と子育ての両立が叶ったと感謝しています。