千葉県がんセンターは大学3年、4年の実習病院でした。急性期実習でお世話になりましたが、私が今まで持っていたがん患者のイメージとは違い、手術後1週間で退院、早ければ数日で退院していました。授業でがん患者も急性期で退院していくと習っていましたが、その実際を学びがん看護にも興味を持ちました。また、私が看護師になったら急性期の病院で働きたいと考えていたため、千葉県の救急医療センターに見学に行きました。3次救急病院である救急医療センターは患者を受け入れた看護師が手術も担当するというほかの病院とは違ったシステムであり、興味を持ちました。そこで救急医療センターと千葉県がんセンターが所属している千葉県病院局に入職したいと考えるようになりました。
小学生の時、私の家族ががんに罹患し、母は看護師だったため毎日家族の看護をしていました。その姿を見て私も看護師になりたいと考え、看護学校に行くことを決めました。その看護師になりたいと思ったきっかけを思い出し、千葉県がんセンターでがん看護を学びたいと考えるようになりました。また、千葉県がんセンターで実習した際、指導者の方が患者の気持ちに寄り添いながら看護しているところを見て、私もこの指導者の方のような看護師になりたいと感じていました。その点からも千葉県がんセンターを希望しました。
[最終学年の前年]
■9月
キャリアセミナー
■10月
インターンシップ見学
■3月
病院の見学会に参加
[最終学年]
■4月
大学のキャリア支援で就職面接の志望動機などを見てもらい、就職試験対策をする
■5月
採用試験
■7月
内定
■2月
国家試験
私は1年目から手術室に配属になりました。看護師は病棟看護のイメージが強く、実習で手術を受ける患者の実習をさせていただいた際は、手術室にも入りましたが、手術看護についての知識は全くありませんでした。最初のころは覚えることも多く、思ったように手術看護が出来ず辛さや不甲斐なさを感じる事もありました。しかし、手術の際に担当した患者の術後訪問に行った際、「あなたでよかった」と声をかけてもらい、すごく嬉しかったのを覚えています。また、先輩看護師や医師からも「できるようになったね」と声をかけられた際も、自分の成長を感じられ、とても嬉しかったのを覚えています。
入職後は、集中的に3週間をかけた新人研修があります。研修は病棟に配属されてから臨床ですぐに役立つ看護技術を習得できる内容になっています。また、看護技術だけでなく患者さんへの接し方やプライバシー保護に関連した講義や対応についての研修もあります。実際の患者さんやご家族と接する際に役立つ研修です。
私は配属先が手術室のため、研修後から行っていない看護技術も多くありますが、新人の時に研修で学べたことで今後病棟へ異動となった際は、その資料やe−ラーニングを見返すことで、病棟の看護実践をする前に参考にしようと考えています。
■4月
☆入職☆
看護倫理T、
がんの集学的治療における看護・技術研修
(輸液管理・シリンジポンプ・フィジカルアセスメント、フィジカルイグザミネーション・排泄援助、静脈採血)
■5月
多重課題・急変時・心電図
■7月
看護過程、KYT
■9月
看護倫理T
フィジカルアセスメント研修
■10月
がんの集学的治療における看護
褥瘡ケア・創傷ケア・スキンケア
■11月
院内留学
■12月
県立病院新人看護師合同技術研修、看護過程
■2月
静脈注射研修
死生観を考える
■3月
2年目に向けた抱負
〒260-8665 千葉県 千葉市中央区市場町1-1