私が入職を決めた理由は大きく3つあります。1つ目は、当院は周産期センターがあり、分娩件数が約1000件であったことです。私は助産師の資格を活かして周産期で勤務したい思いがあったため、分娩数が多いところに魅力を感じました。2つ目は、卒業生が就職している病院だったことです。母校の先輩が就職先にいることは大きな安心感に繋がりました。3つ目は施設が新しく、清潔感がある病院だったことです。移転して間もなかったため、最新の設備も完備されており、働きやすいのではないかと考えました。
病院選びで重視した点は、病院の雰囲気や教育体制です。コロナ感染症の流行により病院見学などが開催されない状況でしたが、病院のホームページや先輩からの情報収集を通して、病院の雰囲気を知ろうと心がけました。あたたかい雰囲気で看護されている病院を選びたいと考えていました。また、オンラインでの病院説明会に参加し、教育体制についても情報収集しました。オンライン病院説明会では、実際に病院で働くスタッフの方々から詳しく病院の様子を聞く事ができ、とても有意義な時間でした。
[最終学年の前年]
■8月
病院研究
■2月
オンラインの病院説明会に参加
■3月
学内で採用試験の模擬面接
[最終学年]
■4月
採用試験
■2月
国家試験
看護師1年目に苦労したことは、慣れない業務や多重課題の場面です。一つひとつの看護技術を獲得しながら、日々の業務に取り組みました。最初は不慣れなことも多く時間がかかってしまったり、失敗もあったので落ち込むこともありました。しかし、先輩の支援のもと、少しずつ慣れることができていると思います。嬉しかったことは、患者さんやその家族が笑顔で退院されていくことです。産科は、家族の新たなスタートの場所であるということを実感できます。また、プライベートでは同期と仲を深めることができたことも良かったと思いました。
当院の新人研修は、理論と実践を深く学ぶことができる特徴があると思います。専門看護師や認定看護師をはじめとした各分野のエキスパートが院内にいるため、より専門性の高い講義を受けることができます。院内研修の講義資料は先輩看護師の知識が詰まっており、今でも大切に保管し活用しています。また、先輩スタッフの手厚いサポートの元、演習も時間をかけて行うことができるところが役に立ちました。患者さんに対して看護技術を実践する際にも、演習の内容を頭に思い浮かべながら実施することができました。
■4月
☆入職☆
@シリンジポンプ・輸液ポンプ
Aインスリン・皮下注射
B移送・移乗
C酸素療法・吸引
■5月
D心電図・12誘導心電図
E採血・輸液・静脈注射
F化学療法・放射線療法
G口腔ケア・食事介助・経腸栄養
■6月
H麻薬
フォローアップ研修
■7月
I救急蘇生法
■9月
J多重課題
■10月
K人工呼吸器
■11月
フォローアップ研修
■12月
看護過程基礎
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