患者さんの中には、病気に対する不安な気持ちを抱えている人が多くいると思います。私は、看護師として病気を治すためのケアは勿論ですが、不安な患者さんや家族の心に寄り添った看護を提供できる看護師になりたいと思っています。そのため患者さんへの関わり方や職場の雰囲気も重要と考え、様々な病院のインターンシップや病院見学に参加をしました。この病院は、忙しい中でも患者さん一人ひとりに合わせてコミュニケーションを図っていて、患者さんを中心に考えて看護を提供していると感じました。そんな看護師さんたちの姿を目の当たりにし、私がなりたい看護師像に一番近いと感じ就職先として選びました。
私が病院選びで重視した点は2つあります。1つ目は、病棟の雰囲気です。患者さんへの対応や、職員同士の協力体制、お互い笑顔で仕事をしているかなど、明るく温かい雰囲気の職場であることが重要なポイントでした。この点は、インターンシップや病院見学を通して確認しました。
2つ目は、新人教育体制が整っているところです。当院では、新人看護師向けに組まれたカリキュラムに沿って指導が行われるため、不安が多い1年目でも安心して業務に取り組むことができました。特に入職2ヶ月間は、リアリティーショックを回避するため、週1回新人看護師が集まり、語り合う時間が設けられています。このような新人看護師への配慮も大きなポイントとなりました。
[最終学年の前々年]
■8月
インターンシップ
■3月
病院合同就職説明会に参加
[最終学年の前年]
■7月
病院合同就職説明会に参加
■8月
インターンシップ
[最終学年]
■6月
採用試験
■2月
国家試験
苦労したことは、看護技術の習得です。学生の時には経験したことのない技術が多く、入職後には様々な技術演習を受ける機会がありました。技術演習では人形を相手に行います。人形でできたことでも、実際に患者さんに行うとなると緊張感が高まり、不安な気持ちになりました。実施に当たっては、先輩看護師が丁寧に指導をしてくれました。私はできるようになるまで時間がかかりましたが、指導を受け技術は確実向上していきました。できなかったことができるようになり喜びと自信につながり、頑張ることができました。また、患者さんやご家族から「ありがとう」と感謝の言葉をいただいたときは、やりがいを感じとても嬉しかったです。
当院の新人研修はグループワークや発表をする場面が多くありました。グループワークにより、同期の看護師は勿論、多職種とのコミュニケーションも図れ、他職種の患者さんに対する思いを知り、援助について学ぶ機会になりました。そして新人研修から数か月後でも他の職種との良好な関係性が継続でき、働きやすい環境の一因になったと感じています。
また、看護学校で学んだ基礎看護技術を演習などで再確認する機会が多くあるため、病棟で安心して実践することにつながりました。
■4月
☆入職時研修☆
@医療安全研修 A感染管理研修 B接遇研修 C電子カルテの基本操作
D認知症の理解とケア E口腔ケア F安全で安楽なポジショニング
G経管栄養の実施と看護 H安全な吸引と看護 I採血と看護
J点滴、静脈注射と看護
1ヶ月フォローアップ研修
■5月
2ヶ月フォローアップ研修
■6月
3ヶ月フォローアップ研修
■9月
6ヶ月フォローアップ研修
■10月
IVナース研修@
■11月
IVナース研修A
■12月
9ヶ月フォローアップ研修
■3月
12ヶ月フォローアップ研修
〒221-0821 神奈川県 横浜市神奈川区富家町6-6