入職を決めた理由

大学受験で1年浪人したこともあり、学費の負担を少しでも減らしたいと奨学金制度について調べていた時に、地元で実家からも近い加古川中央市民病院が目に留まりました。大学2年の冬の時期であったため実習経験も浅く、自分が目指すキャリアプランを想像できずにいましたが、総合病院かつ二次救急病院である当院であれば、入職後もさまざまな経験ができ、高いキャリアを積めるのではないかと考えました。
また自分が患者として当院に入院した際、病棟看護師を含め病院全体の温かな雰囲気に救われた経験もあり、この病院で看護師として頑張っていきたいと感じ、当院を志望しました。

病院選びで重視した点

私が重視した点は、「高いキャリアが積めるか」「看護師として働きやすい環境か」という2点です。
大学時代にALS（二次救命処置）のワークショップに参加したり、専門看護師や認定看護師に興味があったりと、さまざまな分野に関心があり、できれば看護師としてキャリアアップしたいと思っていました。
また、働き続けるには医療体制が十分であるだけでなく、医療スタッフの雰囲気などの病院全体の風紀や環境も重要だと考えていました。
実際に当院で働き始めて、さまざまな専門看護師や認定看護師が勤務しており、キャリアについて説明、相談を受けられる機会もあるため、看護師としての自分の将来についても考えられます。
思いやりがあり頼れる先輩・後輩看護師たちと共に、日々の業務に精一杯取り組むことができています。

就職活動スケジュール（いつどんな活動をしたのか）

【最終学年の前々年】
■1月
奨学生一次選考試験

■2月
奨学生一次選考試験

【最終学年の前年】
■8月
合同説明会参加

1年目に苦労したこと、嬉しかったこと、よかったこと

苦労したことは、自分の思う看護がなかなかできなかったことです。
学生時代とは異なり、複数患者の多重課題に対応しながら、日々限られた時間の中で個別性のある看護を展開することは、覚えることがたくさんある新人時代の私にとっては、かなりハードルが高く感じられ、「数年後に自分は先輩看護師のようになれるだろうか」と不安も抱えていました。
そんな中でも、患者さんから笑顔が見られたり、「あなたには本当に良くしてもらった」「あなたが担当の時には安心できたよ」などの感謝の言葉をもらった時には、とても嬉しい気持ちになり「看護師になってよかった」とやりがいを感じました。

新人研修内容の特長

入職してすぐの4月に、配属病棟で行われる研修としてOJT(On the Job Training）研修があり、看護技術やカルテの入力方法など、今後業務を行うに当たって基礎となる内容について病棟の先輩看護師から説明を受けます。先輩看護師と関わる機会を持つことができるだけでなく、病棟の雰囲気を知るきっかけにもなります。
また、1年を通して行われる新人研修に関しては、その時期に適した研修（「メンタルヘルス」「夜勤の心構え」などは初期に、「アセスメント研修」「急変対応」などは後期に）が行われており、成長速度に合わせられているため、理解もより深まったと感じました。

1年間の新人研修スケジュール

■4月
☆入職☆
オリエンテーション
OJT研修
看護技術研修

■5月
先輩看護師フォローのもと受け持ち開始（眼科、耳鼻科など重症度や介護度の低い患者から受け持つ）
夜勤（初回、シャドウ）

■6月
脳神経患者など重症度の高い患者の受け持ち開始
夜勤（2、3回目、先輩看護師のフォローあり）
ストレスマネジメント研修

■7月
夜勤（3、4回目、先輩看護師のフォローあり）
フィジカルアセスメント研修

■8月
夜勤（4、5回目、先輩看護師のフォローあり）

■9月
フォロー体制
夜勤（独り立ち）
前期振り返り（プリセプターと共に）

■10月
看護倫理研修

■11月
多重課題研修

■12月
看護技術研修

■3月
1年の振り返り（2年目に向けての目標、行動計画など）