MENU
認知症の患者さんを看護することが多く、対応に悩むケースは珍しくありません。特に印象に残っているのは、骨盤骨折で入院されたアルツファイマー型認知症を持つ患者さんです。入院初日から処置や介護、食事まで拒否されていてリハビリも行えず、とても困っていました。
そんな時、思い出したのがパーソンセンタードケアの理念でした。こうなるのには何か理由があるに違いない、慣れない環境で不安が強いのではないか?など注意深く探るようにしました。同時に私の行動が患者さんにどんな影響を及ぼしているかも考えるようにしました。
すると不思議なもので、しばらくすると患者さんの態度が穏やかになってきたのです。こちらが笑顔で思いやりを持って接していけば、認知症の人でも安心感を持って穏やかに過ごすことができるのです。この患者さんとの関わりは、忘れられない貴重な経験になっています。
M・I
回復期リハビリ病棟
体を動かすことが好きなので、職場内のバレーやバトミントンのサークルに参加しています。運動することで、仕事の疲れを発散できますし、交流も広がります。他にも家の近くに乗馬クラブがあるので乗馬も楽しんだりして、オンオフのスイッチを切り替えています。