東京労災病院に就職を決めた理由は、インターンシップでの印象でした。大学1年生からさまざまな病院のインターンシップに参加してきましたが、当時大学1年生の何の知識も技術もない私に、優しく看護師の仕事や病院や病棟の機能について教えてくれました。そのかかわりは患者さんにも同様で、私もこの人のような思いやりのある看護師になりたいと感じたため入職を決めました。
病院選びで重視した点は、病棟の雰囲気や人間関係です。私は、社会人として働くうえで大事なことは”協働”することだと思います。そのため、病棟の雰囲気や人間関係は病院選定において最も重要でした。現在、希望した病棟で働いていますが、新人看護師にも発言の場があったり、気にかけてくれる先輩がいたりすることで、とても働きやすい環境で仕事ができています。
[大学1年目]
■6〜7月
インターネットで情報収集、資料請求
■8月
インターンシップ参加、病院見学
■10月
病院面接
■11月
病院説明会の参加
[大学2年目]
■6〜7月
インターネットで情報収集、資料請求
■8月
病院説明会の参加、インターンシップ参加、病院見学
■10〜11月
採用面接
[最終学年]
■2月
国家試験
仕事を覚えながら、知識や技術が未熟で勉強の日々であったと思います。働く上で困ったことや悩んだことは数多くありましたが、当院は新人看護師一人ひとりに実地指導者がいます。家族とも離れ、環境が変わり心細い毎日でしたが、実地指導者がいてくれたことで、一人で抱え込まずに吐き出すことができ、仕事を続けることができています。
入職後一週間は、オリエンテーションや看護技術の研修を受けてから各部署に配属となるため、安心して業務につくことができました。また、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大により中止になりましたが、院外施設を活用した急変対応や多重課題の研修もあります。実際の病室や状況を再現した研修のため、場面がイメージしやすく学びが多くありました。グループに分かれて研修するため、他部署の同期就職者との交流の機会にもなりとても思い出深いです。院内の新人研修は、各部署でのOJTと連動しており、学んだ知識や技術を日々の実践の中で無理なく深めることができます。また、年間で研修カリキュラムが組まれているため、働きながらでも負担になることなくキャリアアップできることが特徴です。
■4月
☆入職☆
看護部の組織・教育、PFMについて、身だしなみ・接遇、基準手順マニュアル、
社会人基礎力@、看護倫理、看護提供方式、認定・専門看護師について、勤労者看護、
災害看護、電子カルテの使い方、糖尿病の薬物療法、メンタルヘルスマネジメント@、
褥瘡予防・ポジショニング、酸素療法、食事・口腔ケア援助技術、トランスファー演習、
心電図・十二誘導、基礎看護技術演習、グループワーク総括
■5月
勤労者看護、重症度・医療看護必要度、医療ガス、コンチネンスケア、
BLS(一次救命救急)、安全な食事介助の視点(誤嚥防止のこつ)
■6月
危険予知トレーニング@、メンタルヘルスマネジメントA、
静脈注射レベルV講義(薬剤・安全)及び演習、看護診断の基礎、高齢者看護
■7月
3ヶ月の振り返り
■8月
静脈注射(感染、解剖生理、薬剤、静脈注射実技)
■9月
急変予測と対応、6ヶ月の振り返り
■10月
メンタルヘルスマネジメントB、
看護倫理(身体拘束・高齢者看護)、身だしなみ、社会人基礎力A、心電図の読み方(基礎A)、
看護補助者・クラークの業務・役割を知る、高齢者コミュニケーション
■11月
危険予知トレーニングA、多重課題・急変時対応・看護技術演習、災害看護
■1月
危険予知トレーニングB、メンバーシップ・チームワーク、緩和ケア・エンゼルケア、看護観
■3月
危険予知トレーニングC、社会人基礎力B、1年の振り返り
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