入職を決めた理由

がん分野における最先端の医療を習得し実践する環境が整っていると感じた為、入職を決めました。当院は国内でトップクラスのがん治療実績があり、ダヴィンチ手術のような最先端の医療技術も伸びている事から魅力に感じました。又、専門看護師や認定看護師のような経験豊富なスタッフが多数在籍しており、自身の成長に繋がると考えたことに加えコロナ禍で実際に病院見学ができない状況の中、オンライン説明会で新人看護師を交えた座談会を設けてくださり、温かく芯のある環境に惹かれ就職後のイメージが湧いた事が入職の決め手となりました。当初は不安でしたが、疾患やがん看護について日々勉強しフレッシュな知識を持って看護師として携わることが出来、とても充実しています。

病院選びで重視した点

自分の何事にも挑戦したい主体的な性格や興味のある分野について深く追及して考えたいという姿勢が病院の方針に合うか大変重視しました。学生時の実習において患者さんやご家族の抱える看護問題を見出し課題解決に向けた計画立案や実践を教員の指導の元、行いました。時には意見が相違する事もありましたが、全実習を通じて自分で深く考え意見を持ち主体的に取り組む姿勢が培われました。看護師として就職してからもただ業務を行ったり先輩看護師から手取り足取り教わるのではなく患者さんを取り巻く医療チームの一員、また、プロとして課題達成に向け活躍したいと考え病院選びの際、看護方針と教育体制を特に重視しました。

就職活動スケジュール（いつどんな活動をしたのか）

［最終学年の前年］
■10月
　合同就職説明会に参加する

■12月
　インターネットを用いて就職先を絞る

■2月
　大学の教授に意見を仰ぐ


［最終学年］
■5月
　オンライン説明会

■6月
　採用試験
　内定

■2月
　国家試験

1年目に苦労したこと、嬉しかったこと、よかったこと

苦労した事は自分が思い描いていた理想とのギャップです。成人実習において実際に手術室見学はしましたが座学ではほとんど手術看護について学ぶ機会は無く、手術室に配属になってから初めて機械出しや外回り等を求められた為、新たな知識と技術の習得に少し苦労しました。ただ、豊富な知識と経験を持つ先輩方から丁寧できめ細かい指導を受け、日を追うごとに手術看護で出来る事が増え成長を実感出来た事は嬉しく思います。又、手術直前の患者さんやご家族の中には不安を訴える方もいらっしゃり心が締め付けられる時もありますが、手術後に一番に「無事終わってよかった。ありがとう」という御言葉が聞ける事もあり嬉しく感じます。

新人研修内容の特長

毎月、新人研修が組まれており様々ながん看護に関する学習機会が設けられているという特徴があります。自分は手術室勤務のため手術看護についての知識はありますが、抗がん剤の取り扱いや病棟での看護ケアについては知識も技術も乏しいです。しかし研修時の演習でポイントやコツを教わりつつ、技術（採血や注射等）を同期で実践し習得する事が出来ました。各部署において専門性を高めつつ新人看護師として必要な知識や看護技術を身に着けられる点は大きな魅力だと思います。また、全体研修では他部署の新人看護師とグループワークをする機会も多々あり、各々が業務で経験したり学んだ事を情報共有する事が出来、知見が広がり大変勉強になります。

1年間の新人研修スケジュール

■4月
　☆入職☆
　・看護部新採用者オリエンテーション
　・看護技術研修「患者誤認防止策、薬剤ミキシング、輸液管理、静脈血採血、血糖測定、皮下注射」
　・オペ室の環境について、器械の渡し方、手洗い、ガウンや手袋の装着について（部署での研修）

■5月
　・輸液ポンプ管理／T-PAS研修

■6月
　・医療安全／看護記録
　・疼痛管理について（部署での研修）

■7月
　・静脈注射について／フィジカルイグザミネーション
　・エンゼルケア研修会（部署での研修）

■8月
　・膀胱留置カテーテル／テープ固定/静脈穿刺
　・針糸、デバイスの取り扱い（部署での研修）

■9月
　・口腔ケアについて／褥瘡ケアについて
　・術前訪問、情報収集について（部署での研修）

■10月
　・がん化学療法と看護／静脈ポート穿刺/がん手術療法と看護

■11月
　・臨床推論の基礎／コミュニケーションの基本

■12月
　・がん放射線療法の基礎知識／がん性疼痛看護の基礎知識

■1月
　・「心に残った患者との関わり」プロセスレコード発表会

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