私は、看護学生の頃からフライトナースになりたいと考えていました。就職先について学校の先生に相談し、出身校の先輩がフライトナースを目指して当センターに入職したことを知りました。私は、インターシップに参加し、看護体制や単位、教育体制などの話を十分に聴くことができました。その中で、一番興味深かったのは、埼玉医科大学総合医療センター高度救命救急センターは、緊急度・重症度が高い患者を受け入れる初療室と外傷系ICUを定期的にローテーションし、どちらも経験できることでした。興味ある分野の両方を日頃から経験できる病院は少なく、フライトナースに必要な知識や技術の習得が望める当センターの入職を決めました。
私は、看護学生の頃から救急医療や急性期看護に興味があり、病院外の限られたマンパワーや資機材の中で高度な看護実践を提供するフライトナースを目指していました。そのため、ドクターヘリの基地病院で、看護師がペアを組み複数患者を担当する看護方式の病院を重視しました。インターンシップで見学した時、新人と先輩看護師が一緒に重症患者さんを担当しており、わからないことや不安を相談し、自信がない技術は先輩が見守る中で実践していました。看護師が協働して看護を提供することで、新人であっても患者さんに安心感を与え、自分のスキルアップにもつながると考えました。また、私は県外からの入職であったため、看護師寮や福利厚生も確認しました。
[最終学年の前年]
■4月
説明会に参加
■8月
病院研究
■9月
学校の先生へ相談
■1月
説明会に参加
■2月
当院インターンシップに参加
[最終学年]
■5月
採用試験
救命ICUでの医療機器の管理や創部包交の介助、看護実践など、学生時代に学んだ知識・技術では不十分なことが多々ありました。そのため、改めて学び直す必要があり、日頃の勤務の中でも先輩からの指導内容を習得することが大変でした。同期は私にとって大きな存在で、学習や悩みの共有、同期が頑張る姿をみて切磋琢磨しながら、苦しい時も乗り越えることができました。また卒後教育の一環で、毎月目標を立てて振り返りをします。漫然と業務をこなすだけでなく、目標を持ち計画的なスキルアップができました。先輩、教育担当者、師長さんから目標の達成度に関する客観的な意見や温かい励ましのコメントを頂き、迷いの解消やモチベーション維持することができました。
入職して病棟勤務の前に、すべての新人看護師を対象として2週間の新人教育がありました。基礎的な看護技術の習得や医療安全、感染予防対策など、病棟勤務で不可欠となる知識・技術を身に着けることができたので、不安が軽減されました。定期的に1年目看護師を対象とした研修があり、異なる部署の職員同士での活動やグループワークが多くあり、他部署のエピソードや悩みを共有できたことは良い機会であったと感じました。また私の病棟では、部署の教育担当者が主体となって1年目で習得すべき技術についてシミュレーション教育を実施します。定期的な集合教育や所属部署で必要な看護技術など、幅広い教育によって自信をもって看護実践することができました。
■4月
☆入職☆
新人職員研修
新人看護師技術研修(ME機器、糖尿病看護、皮膚排泄看護、食事の看護、輸血の看護、看護必要度、
標準看護計画、コスト管理、薬剤静脈注射、身体拘束看護、呼吸・循環の看護、
口腔ケア、苦痛の緩和、安楽確保の看護)
■6月
新人看護師フォローアップ研修I
■7月
看護倫理研修T@
■9月
フィジカルアセスメント研修U@
■10月
新人看護師フォローアップ研修U
■11月
エンゼルケア研修@
■2月
新人看護師フォローアップ研修VA
〒350-8550 埼玉県 川越市大字鴨田1981