入職を決めたきっかけは、インターンシップに参加したことです。職員同士で声をかけ合って働く様子を見て、仕事は1人で抱え込むものではなく、患者さんを職場全体で看ていくものだ、という姿勢がいいなと思いました。
新人看護師として働くうえで、やはり患者さんの命を守る責任はとても重たいものだと思っています。その責任をみんなで背負っていくというスタンスは、私にとって安心できるし、素敵なことだなと感じました。
また、職員の年齢層もさまざまではありますが、声をかけ合う様子も威圧的なものではなく温かなものであったので、そのような穏やかで、お互いに話しかけやすい職場で働きたいと思い、入職を決めました。
病院実習をしていくなかで、手術等で状態変化が著明にみられて忙しそうな急性期病院よりも、状態が比較的安定していて、一人ひとりとゆっくり関わることができそうな慢性期病院の方が、自分には合っているなと考えていました。そのため、慢性期病院を中心にインターネットで調べました。始めは、夜勤がなく日勤ばかりで月に20日程度働き、家で少しでも長い時間休んで体調管理ができるように、通いやすさも重視しました。
また、新人のうちにどれだけ経験を積めるかが、看護師人生において重要であるとも思っていたので、教育制度がしっかりしているかという点も、病院選びでは大切だと思います。
【最終学年の前々年】
■3月
学校で行われた病院説明会に参加
【最終学年の前年】
■5月
病院についてインターネットで調べる
■7月
インターンシップに参加
■8月
インターンシップに参加
【最終学年】
■6月
採用試験
就職先内定
■2月
国家試験
学生時代はコロナ禍での実習だったので、実際に経験できたことが少ないまま看護師として働き始めました。そのため、働いていく中で知識不足を補っていくことに苦労しました。また、自分に精一杯な中で周りを見て行動することも社会人として必要なスキルなので、そこも業務に慣れるまでは大変だったなと感じています。分からないことだらけで日々勉強勉強!という感じでしたが、プリセプターをはじめとする先輩方が助言をくださったり、できていることを褒めてくださったりしたので、“頑張ってよかったな”と思えました。それが仕事のモチベーションを上げることにも繋がったのかなと思います。
日常的に行う看護技術、患者さんが急変した際の対応のシミュレーションなど、実際にやってみる研修が多く、充実していました。
いざ患者さんの前に立つと、緊張してしまうこともありますが、研修での動きを思い出したり、メモを見返したりすることで、安全安楽に対応することができていると思います。
病棟によって頻繁に経験できる技術もあれば、あまりできない技術もあるので、今でも、久しぶりにする看護技術があれば、事前にメモを見返して準備しています。
また、1年目からケーススタディもあるので、「患者さんにどのような関わり方をすれば、よりよい看護になるのか」ということを考えるよいきっかけになりました。
■4月
☆入職☆
・看護師の責務、心得
・看護技術(食事介助、吸引等)
■5月
・患者理解(カルテでの情報収集の仕方)
・看護技術(注射、輸液、採血、点滴滴下調整の仕方)
・医療機器
■6月
・フィジカルアセスメント@
・急変時対応
・看護技術(自主練習)
■7月
・スキンケア、褥瘡について
・メンタルヘルスケア
・看護記録
■8月
・リフレクション
・急変時シミュレーション
・ケーススタディ
■9月
・輸血
・麻薬、抗がん剤の取り扱いについて
■10月
・医療安全について
■11月
・終末期看護について
・フィジカルアセスメントA(@の復習、実践)
■12月
・多重課題(優先順位を考えた対応ができるかシミュレーション)
■1月
・ケーススタディ院内発表会
■2月
・ふりかえり院内発表会(1年間をふりかえる)
■3月
・プリセプターとの交流会
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