私が中学生の頃、祖父が新潟県立新発田病院に入院したことがありました。その時、祖父だけにではなく、遠くから面会に来ていた私たち家族のことも考え親切に接してくださった看護師さんがいました。その時の行動に感銘を受け、私も同じように地域の皆さんのことを考えながら看護師として働きたいと思うようになりました。新潟県立病院は県内に13病院あります。それぞれの地域の特性を踏まえて、その地域で必要とされる医療を提供する病院であると思います。県立病院という県民のために従事できる職場で、医療チームの一員になりたいという思いから新潟県立病院への入職を決めました。
私が病院選びで重視した点は、新人看護師研修が充実していることです。私の大学はコロナ禍の影響で、2学年目から演習や実習の形式が変わりました。実習経験が少なく看護技術が不足しているということが、私自身の大きな不安要素でした。そのため、病院説明会では新人看護師研修の内容を積極的に聞き、私の求めている研修が行われているかについて確認しました。各病院、新人看護師研修の内容も様々ありました。私の不安要素であった看護技術を更に習得できるよう、研修内容が充実している新潟県立病院を選びました。
[最終学年の前年]
■9月
インターネットで就職に関する情報収集
■11月
就職サイト主催の合同説明会に参加
[最終学年]
■6月
就職サイト主催の合同説明会に参加
■7月
採用試験
■8月
内定
■2月
国家試験
学生時代に授業で少しだけ触れた看護技術が、現場ではどの看護師も当たり前のように実践されています。学校の演習では、モデル人形や学生同士で行ない看護技術を学んできました。実際に患者さんを目の前にすると、学生時代の演習とは全く違うものに感じます。それは、患者さん一人ひとりADLが違うため、患者さんに合わせて援助を考えていくことがとても難しいためと思います。また、採血など患者さんに侵襲を与える技術も多くあり、失敗は許されないとプレッシャーを感じる時もあります。しかし、研修や病棟で先輩看護師から学んだことが実際に活かせた時は嬉しく思います。忙しい日々ですが、達成感を感じることができ、看護師になれて良かったと思っています。
1年間の間に時期が考えられて新人研修が組み込まれています。研修が同一時期に組み込まれることなく、ひとり立ちや夜勤前など必要な時期に必要な研修を行うことができています。また、新人看護師の多くが不安に思うであろう静脈注射は、4月〜6月の2ヶ月間かけて行っています。その期間、病棟内でも先輩方が練習の機会を設けてくださり、ゆっくりと自分のペースでコツを掴んでいくことが出来ます。また、ナーシングスキルを導入しており、予習をして新人研修に臨むことができます。また、自分の好きな時に復習をして学びを深めたり、不安な部分を再度確認したりと様々な活用の仕方ができています。
■4月
☆入職☆
病院局新採用職員研修
静脈注射研修(法的責任・静脈注射の基礎知識)
看護過程研修(看護記録)
■5月
静脈注射研修(薬剤に関する基礎知識)
救急看護研修BLS
■6月
病院局新卒看護職員前期研修
新卒看護職員フォローアップ研修
静脈注射研修(輸血・CV管理・シリンジポンプ)
看護過程研修(NNN研修)
新人基礎研修(夜勤前研修)
MRI安全講習会
■7月
看護技術研修(留置カテーテル・導尿)
看護必要度研修
■9月
看護技術研修(吸引)
■10月
看護技術研修(日常生活援助・KYT)
■11月
基礎研修(心電図・除細動器)
■12月
救急基礎研修(挿管・レスピレーター)
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