学生の時に家族や身近な人が、がんを患う姿を目の当たりにし、がんを患いながら生活を送る方を支えたいという思いが強くなり、がん看護への興味を持ち始めました。そして、将来は、がんの専門病院であるがんセンターで働きたいと思い県立病院を選びました。県立病院は、がんやリュウマチのように専門的な医療を担う専門病院や地域医療、急性期医療を担う病院が13あります。そのため、専門的な看護から地域に密着した看護、急性期医療の看護と幅広く知識や技術の習得ができます。これらの特色ある病院で、自分が実践したい看護を見つけることができ、自己成長できると考え県立病院への入職を決めました。
自分の実践したい看護ができることや教育体制で様々な経験を積むことができる病院であるかに重点を置き病院選びの際に情報収集を行いました。そして、少しでも興味のある病院には、実際に病院見学に行き、職場体験をしました。そこでは、パンフレットだけでは読み取れない現場の雰囲気を感じたり、実際の看護職員の業務を見せて頂き、本当に自分にあった病院・職場であるのかを確認しました。それから、勤務体制や休暇の取得など福利厚生についても確認をしました。自分自身がその病院で働くイメージを持つために大切な情報源としました。
[最終学年の前々年]
■2〜3月
資料請求等
情報取集
[最終学年の前年]
■8月
夏休み中に職場体験に参加(3病院)
■2月
就職説明会に参加
[最終学年]
■7月
就活準備(面接練習)
■8月
就職活動
■2月
国家試験
苦労したこたは、自信のなさから先輩に質問や困っていることが伝えることができず、業務が立て込んでしまうことでした。しかし、先輩と毎日その日の振り返りを行い、分からないことをクリアにし、自己学習を積み重ねることで、少しずつできることが増えてきました。その結果、自信を持って業務ができ、スムーズに進められるようになりました。これにより患者さんに余裕を持って関わることができ、患者さんの意向が十分に反映されるような看護を提供できた時には、充実感でいっぱいになり嬉しい思いになります。また、先輩方へは積極的に声がけをし、より良い関係をつくるように努めており、さらに楽しく仕事ができるようになりました。
3ヶ月ごとにフォローアップ研修があります。同期と各々の経験や困っていること、対処方法等を話し合いました。共通の悩みもあり、互いに共感しながら解決策を一緒に考えていくことができ、日々の悩みを解消することができました。また自己の成長を知り、学びにつなげることで知識・経験不足からくる不安の解消にもつながりました。技術面では事前学習後に、マンツーマンで技術研修を受けました。個別指導により、細かなアドバイスを受けることができ、その後の実践に生かすことができました。その他、地域医療を担う病院での訪問看護研修では、病棟では関わることが難しい患者の日常に触れることができ、継続看護につながる実際を学ぶことができました。
■4月
☆入職☆
病院オリエンテーション、業務・電子カルテ説明、ポートフォリオ
教育概要、ナーシングスキル・技術研修
■5月
静脈注射、輸液ポンプ・シリンジポンプ、採血研修
■6月
3ヶ月フォローアップ研修
夜勤導入シミュレーション研修(シャドウ・逆シャドウ)
■7月
新人看護職員前期研修(フィジカルアセスメント)
救急基礎研修@(急変時の対応)
■9月
6ヶ月フォローアップ研修
救急基礎研修A(BLS、OP室研修)
■11月
新人看護職員後期研修(訪問看護)
多重課題研修
■12月
他部門研修
■3月
12ヶ月フォローアップ研修
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