私が入職を決めた理由の1点目は、地域周産期母子医療センターとしてノーリスクからハイリスク分娩まで幅広い分娩に携わることができ、高度な知識と技術を身に付けることができると思ったためです。また、京都府の総合病院の中では年間分娩件数が約500件と多く、さまざまな経験を積むことができ、新人助産師として働く環境として最適だと考えました。
2点目は、当院で実習をした際に、病棟の雰囲気がアットホームで働きやすそうな環境だと感じたためです。
3点目は、混合病棟のため他科の患者さんと関わる機会も多く、看護師としてもスキルアップができると感じ、当院に入職することで、私の思い描く医療者としての将来像に少しでも近づくことが可能だと感じたため、入職を決めました。
私が病院選びで重視した点は、助産師としてスキルアップするために多くの経験を積みたいという思いがあったため、分娩件数やハイリスク分娩に対応しているか、助産師外来等を通して妊娠期から分娩期、産後にわたって幅広い支援を提供できる環境であるかを重視しました。
次いで、安心して働くことのできる新人教育体制が整っているか、病院の雰囲気が自分に合っているかも重視した点です。
その他、福利厚生も重視していました。当院はカフェテリアプランという福利厚生があり、自身に与えられたポイントを趣味の旅行費や参考書の購入費等に充てることができるため、少しお得にプライベートを充実させることができます。
【最終学年の前年】
■8月
病院研究(インターネットを使って病院の情報を収集する)
■9月
助産師学校受験
■11月
説明会に参加
■12月
説明会に参加
■1月
説明会に参加
【最終学年】
■5月
採用試験(面接)
■6月
就職先内定
■2月
国家試験
助産師1年目に苦労したことは、母児の命を守らなければならないという責任を感じながら働く必要があることです。周産期は予測もしないことが多々生じる領域です。そのため、対応が難しいと感じる場面が多く、苦労することもあります。
一方で、無事安全に分娩の介助を終えることができ、ご家族の方から感謝をしていただくことができた際や、退院後にお会いした際に顔や名前を覚えていてくださった時などに嬉しさを感じます。
また、1年目から助産師外来にて妊娠期の指導を担当することや、母乳外来にて母乳育児について関わる機会も多く、助産師として多くのことを経験することができました。また、看護師としてもさまざまな疾患の看護を学ぶことができ、学びの多い1年目を過ごすことができました。
当院の新人教育の特長は、スタッフ全員が新人教育に関わりを持ち、チーム全体で新人を育てる体制がとられていることです。
新人スタッフには「メンター」という中堅の先輩が知識や技術の教育を行ってくださり、「プリセプター」という比較的私たち新人と歳の近い先輩が社会人としての基礎能力の教育および精神的なフォローをしてくださいます。このように、チーム全体で新人を育てる体制がとられていることで、仕事で困った時はどの先輩にも気軽に質問がしやすいです。
また、仕事における相談事だけでなく、プライベートの話も聞いてくださり、私たちが働きやすい環境となるように仕事面だけでなく私生活も気にかけてサポートしてくださいます。
■4月
☆入職☆
社会人マナー、電話・ナースコール対応についての教育
新生児蘇生やME機器についての教育を病棟にて実施
■5月
静脈穿刺・静脈留置(集合教育)
■6月
夜勤前教育、複数患者の検温、ME機器の取り扱い、輸液ポンプの使い方、導尿・浣腸・摘便・吸引(集合教育)
■7月
心電図についての講習(集合教育)
■8月
BLS、高齢者対応について(集合教育)
■9月
医療安全、必要度、体位変換について(集合教育)
■10月
緩和、倫理、在宅支援について(集合教育)
■12月
心電図についての講習(集合教育)
■2月
急変対応、ME機器について(集合教育)
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