私は、大学でナイチンゲール看護論を学びました。このことから就職後もこれまで学んだ看護論を使って看護がしていきたいという思いがありました。また自分の目指す看護として、患者さんの持てる力を活かしその方らしい生活を支えられる看護がしたいという思いを持ちながら東京の病院を探しました。その中で当院の理念である「病気を診ずして病人を看よ」に共感し病気だけを診るのではなく、患者さん本人を診ることで医療・生活の両面でその患者さんに必要な看護が行っていけると考えました。また、当院でもナイチンゲール看護論を使用しており私の出身の大学の先輩方も、多く入職されていると聞き入職を決めました。
私が病院選びで重視した点は、看護論と教育体制です。私の出身の大学は、ナイチンゲール看護論のみを4年間学べる特徴のある大学だったので就職後の病院でもナイチンゲール看護論の病院を選ぼうと思っていました。また卒業後、看護師として成長していくためにも、最先端の医療を行っており教育体制の整っている大学病院で働きたいと考えました。東京慈恵会医科大学では、最先端の医療を学べるだけでなく、1年間を通して1年目看護師の研修のスケジュールが組まれています。同期と共に看護の知識と技術を身に付けていける環境や、fish哲学を取り入れ看護師自身も楽しく看護を行っていこうと取り組まれていることに魅力を感じました。
[最終学年の前年]
■12月
病院の情報収集(インターネット)
■1〜2月
病院の情報収集(大学の就職支援室)
■3月
病院説明会
[最終学年]
■5月
面接練習
■6月
採用試験
■2月
国家試験
初めのうちは、病棟業務を覚えるこが大変でした。なにより患者さんの情報をとり、実際に患者さんと関わることに苦労しました。関わりの中で印象に残っていることがあります。退院を見据えた患者さんが、ADLの面からこのまま自宅に戻った時に、生活で困ることはないのかと心配に思いました。その疑問に対してどうしたら良いのか分かりませんでしたが、先輩との打ち合わせで相談すると、先輩からしっかり時間を使って患者さんと話してくるようにアドバイスをもらうことができました。しっかりと話を聞くことができたおかげで、患者さんの思いや不安に思っている点を知ることができその後、自分が患者さんの思いをしっかり知っているという気持ちを持って関わることができてとても嬉しかったです。
活き活きと看護を行っていけることを目的に行われた研修で、自己肯定感の高め方を学べたことが役に立ちました。日々、看護を行って行くなかで反省することや落ち込むこともありますが出来事に対するマイナス感情と合わせてプラス感情も考えることで少しずつ前向きに捉えられるようになりました。患者さんと関わる時に、自分も前向きな気持ちで関わることができることにもつながるので患者さんとより笑顔で関われることが増えました。
■4月
☆入職☆
新採用者オリエンテーション・社会人としてのマナー
【集合教育】コミュニケーションスキルを高める
■5月
【集合教育】 看護技術@患者の生活環境を整える
【外部講師研修】メンタルヘルスセミナー
■6月
【集合教育】看護倫理 守るべき秩序と行動指針
■7月
【集合教育】活き活きと看護を楽しむ
レジリエンスを高める
■8月
【随時】認定・専門看護師によるオープン講座(Moodle含む)
【随時】臨床工学技士による研修会など(e-ラーニング含む)
■9月
【集合教育】看護とは
患者をまるごと捉える
全体像モデル
■10月
【集合教育】人間観を深める
【シュミレーショントレーニング】BLS研修
■11月
【集合教育】臨床判断力を高める@
■12月
【集合教育】臨床判断力を高めるA
■1月
【集合教育】患者の回復を導き看護@糖尿病を理解する
■2月
【集合教育】患者の回復を導き看護Aせん妄と認知症を理解する
■3月
【集合教育】学びを共有し自分と向き合う
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