私が当院に入職した理由は大きく2点あります。
1つ目は、病院新築設計時に看護師の意見を取り入れたことで、患者さんが療養しやすい病棟になっていると聞きました。実際に病院見学をしてみると、廊下や病室が広く、綺麗で、トイレの配置や窓の多さなど、療養環境がとても患者さんに寄り添ったものであると感じたこと。
2つ目は、新人看護師教育の指導体制がしっかりしていると感じたことです。看護師1年目は私自身そうでしたが、精神的に不安になる傾向にあります。そんなとき「チューター制度」という、新人一人ひとりに卒後3年以上の若手の先輩がついてくださり、精神的なサポートをしてもらえる制度です。この制度のおかげで、無事4年目を迎えています。
看護学生2年次に、就職先を決めようと思い、探し始めました。私は、実家から通勤することを希望していたので、実家からの通勤距離を重視しました。また、看護師1年目は精神的にしんどい年という印象が強かったため、人間関係の良いところに就職したいという希望もありました。
そのため、病院見学のときには、看護師同士の話している場面や雰囲気を注意して見ていたことを覚えています。
最後に、病院環境が看護師や患者さんにとって過ごしやすい環境かどうかです。私自身も綺麗で広い病院に勤めたいと思っていました。これら3点を重視し、現在の病院に決めました。
【最終学年前年】
■9月
当院の病院見学に行く
■10月
病院主催の勉強会に参加
【最終学年】
■7月
採用選考試験(小論文・面接)
■8月
就職先内定
■11月
看護研究発表会
■12月
武田病院グループ「ブリッジの会」主催の国家試験応援セミナーに参加
■1月
激励キットカットが届く
■2月
看護師国家試験
■3月
卒業式 謝恩会
(3/17) 看護部長との面談
(3/26) 武田病院グループ合同入社式。翌日より約1週間集合研修後、各病院へ配属
看護師1年目を過ごし苦労したことは、何をしたらよいのかわからず、それが一番つらいと感じていました。また、実習と異なり想像以上の多重業務で、自身の力のなさを痛感することも多かったです。そのときも先輩看護師が話を聞いてくださり、しっかりと指導してくださったことを今でも覚えています。
そんななか、嬉しかったことは自身の看護で患者さんから「ありがとう」と声をかけていただいたことや、成長したと先輩看護師に言っていただいたときは、苦痛も次の励みになりました。
思えば、つらく、厳しい1年目で、やめようと思ったこともありましたが、先輩方の熱い指導で続けられたことが、今は一番よかったと思います。
当院の新人研修は、他部署の看護師が集まって仲間と共に学ぶ集合研修や、実践的・詳細に指導してもらえる自部署での獲得してける教育・研修の機会があることが特徴です。
集合研修では、電子カルテの操作や危険予知トレーニングなどのグループワークも多く、仲間と共に学ぶことができます。また、新人看護師のメンタルヘルスのため上手にストレスに対処し、心身の健康を維持する方法の一つとして、臨床心理士が「ストレスコーピング」などを教えてくださいました。
自部署での研修は、1年次に習得したい技術のチェック表があり、先輩の指導のもと1年間にわたり様々な看護技術を獲得できます。
■4月
☆入職☆
入職オリエンテーション
コ・メディカルを含む集合研修、院内研修、e-ラーニング研修
配属部署の決定
先輩看護師のシャドウイング
採血研修、電子カルテ操作
■5月
静脈注射、点滴、吸引などの看護技術研修
■6月
メンタルヘルス研修
夜勤シャドウイング
看護過程の展開
■7月
夜勤トレーニング開始
(有給休暇を取得)
褥瘡看護
新卒看護師3ヶ月目フォローアップ研修
半年の振り返り
■8月
夏休み(2日間)
■10月
1年目の「心に残った患者との出会い」という看護観の発表に向けた取り組み開始
■11月
退院支援について
■12月
「心に残った患者との出会い」発表
■2月
新人卒業式
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〒600-8558 京都府 京都市下京区塩小路通西洞院東入東塩小路町841-5(康生会武田病院)