私が入職を決めた理由の1つ目は、地元を離れて若いうちにレベルの高い環境でスキルアップを図りたいと思ったからです。地元と関東圏内のどちらも視野に入れて就職活動するなかで、関東の急性期病院で、教育体制が整ったところに就職したいと感じるようになりました。2つ目は、PNSが導入されていたからです。本当に些細なことでも直ぐに相談ができる為、入職してからはコミュニケーション能力もあがったと実感しています。また、先輩看護師とペアを組み業務にあたる為、新人看護師では受け持つまでに半年以上はかかるような重症な患者さんも早くから担当し、日々とても勉強になっています。
病院選びでは病院内の雰囲気、実際に働いている看護師たちの様子を特に重要視しました。新型コロナウイルス感染症の影響でインターンシップ等が制限されるなかでも、WEBで開催されていた病院説明会に多く参加しました。その中でも横浜市立市民病院は、高度急性期病院で多様な患者を受け入れている中で、多職種職同士がコミュニケーションを積極的に図り、看護師はいきいきとした雰囲気で仕事をしている様子が印象に残りました。人から「看護師1年目は特に覚えることが多く大変だよ」という話をよく聞いており不安でしたが、この病院なら頑張れると感じました。実際に入職してからも病院のイメージは変わらず、想像以上に先輩看護師から声をかけてもらっています。
[最終学年の前年]
■5月
インターネットで病院の資料を集める
■8月
青森県内の合同説明会に参加
■11月
関東圏内のWEB病院説明会に参加し始める
■2月
小論文対策開始
■3月
面接対策開始
[最終学年]
■5月
採用試験
■2月
国家試験
最初は仕事に慣れることや、仕事とプライベートの折り合いの付け方など、すべてに苦労しました。入職してから内科の混合病棟で働くことになり、患者さん個々の病状把握や、覚えなければいけない業務の多さに追いつくため、特に1年目は必死に勉強しました。経験したことは出来るだけ早めに復習して、先輩看護師とも毎日振り返りをしていました。そんな中で日々できることが増えていき、自分の成長も感じることが出来たときは、すごく嬉しかったです。病棟全体で新人看護師を見守ってくれる体制も整っており、成長したことをその都度言葉で伝えて下さることが、仕事のモチベーションの維持に繋がっています。また、患者さんから笑顔でお礼を言われる場面もあります。人の為になる仕事がしたいと思い看護師に興味を持ったので、その瞬間はとてもやりがいを感じます。
始めの半年間は月に数回の頻度で、採血等の看護技術から医療機器操作まで、様々な研修が段階的に組まれています。また、なかにはフォローアップ研修があり、同期と現状についてや不安・相談などを話し合うと、自分と同じような悩みも多く、皆で1年目を乗り越えようという意識が出て、頑張る活力に繋がっています。技術研修が終わったらすぐに実践が出来るわけではなく、フレッシュパートナーと再度知識・技術の確認を行います。そこで許可が出てから実践となるので、安心して看護を提供することができます。フレッシュパートナーとは、定期的に面談したり、時にはプライベートで御飯を食べに行ったりして、技術的な部分だけでなく、メンタル面も多くサポートしていただきました。また、当院の看護方式はPNSを採用しており、看護業務の中で不安な点があれば、ペアの先輩にその場で聞くことができます。さらに、PNSでは日常から先輩看護師の技術も学ぶことができます。病状についての観察点やアセスメント、患者さんとご家族への声掛けの様子や対応などを近くで見ることができ、多くの学びに繋がっています。
■4月
☆入職☆
@シリンジポンプ・輸液ポンプ
Aインスリン・皮下注射
B移送・移乗
C酸素療法・吸引
→病棟ではシャドーイングから始める
■5月
D心電図・12誘導心電図
E採血・輸液・静脈注射
F化学療法・放射線療法
G口腔ケア・食事介助・経腸栄養
→病棟ではペアの一員として動き始める
■6月
H麻薬
フォローアップ研修
■7月
I救急蘇生法
■9月
J多重課題
■10月
K人工呼吸器
■11月
フォローアップ研修
■12月
看護過程基礎
→夜勤独り立ち
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