病院実習をした際、臨床で働く看護師が患者との関わりを大切にして患者参画型看護を実践していたことが入職を決めた一番の理由です。学生時代、一人の患者とじっくり向き合いその人の歩んできた人生や今の望みを知りそれを支えていくことに看護の魅力を感じました。しかし、臨床では一人の看護師が複数人の患者を受け持つため一人ひとりの患者と関わることができる時間は学生の頃と比べ大幅に減少します。その中でも浜松医療センターは「一人ひとりが大切にされたと感じられる看護」という看護理念のもと入院時から患者を身体・心理・社会・生活機能の四側面で捉え一人ひとりの望む姿に近づくために必要な看護を患者を交えチームで考えていました。実習中にその様子をみて、自分の望む看護実践ができる場であると感じたため入職を希望しました。
自分の目指す看護実践ができる場であること、福利厚生が整っていることを重視して病院を選びました。これから看護を続けていくために自分の目指す看護が実践しやすい場であることはすごく重要であると思いました。就職先を決めるにあたり様々な病院を見学し、説明会に参加して各病院で大切にしている看護を聞いたりしました。その中でも浜松医療センターの看護師が「一人ひとりが大切にされたと感じられる看護」という理念の基、患者との関わりを大切に一人ひとりの患者と丁寧に接している姿が印象的で、私の目指す「患者との関わりを大切に思いや望みを支える看護」を実践できる場であると感じました。また看護師として臨床で働く先輩方から病院の魅力を聞くと、浜松医療センターは、希望の休みが取得しやすい、産休後に仕事復帰しやすいなど、福利厚生面の魅力を挙げる方が多かった点も重視し病院を選びました。
[最終学年の前年]
■5月
就職活動を終えた先輩方に話を聞く
■7月
インターネット・情報誌を用いて情報収集
■8〜9月
インターネット・情報誌を用いて情報収集
■12月
学校内での病院説明会
■2月
合同就職説明会
■3月
インターンシップに参加
[最終学年]
■4月
エントリーシート提出・採用試験
■2月
国家試験
看護師一年目で苦労したことは、多重課題への対応です。一人で複数人の患者を受け持つため多重課題は日常的に生じます。例えば、Aさんのおむつ交換をしている最中にBさんが検査に呼ばれたり、Cさんのナースコールが鳴ったりと、一度に対応すべき課題が複数生じたりすることがあります。はじめは優先順位の付け方がわからなかったり、一人で抱え込んでしまったりして、中途半端な対応になってしまっていました。そのような時は、先輩看護師と振り返りをしたり、わからないことや困ったことは積極的に相談したりすることで、少しずつ多重課題に優先順位をつけながら臨機応変な対応ができるようになりました。今でも、思うように予定を組み立てることができないことも多くありますが、多重課題の中で時間を見つけて患者の思いを聞くことができたり、患者から「ありがとう」などの感謝の言葉をもらったときにはすごく幸せな気持ちになります。
新人看護研修ではe−ラーニングを用いて動画を見ながら研修をしたり、事例をもとにグループワークを実施したりしています。e−ラーニングは自宅などでも見返すことができ、実際に臨床で働いていて困った際に研修内容を振り返ることができる点が魅力であると思います。グループワークでは、各研修のテーマに沿った事例をもとに必要な看護についてグループメンバーで話し合いを行います。同じ事例でも、メンバーと意見を共有すると様々な意見を聞くことができ、看護の多様性を再認識するとともに自分の思いつかなかった考えを知り学びを得ることができています。また、新人研修では普段関わることが少ない他病棟で働く同期とも話しをすることができ、リフレッシュの機会にもなっています。
■4月
☆入職☆
在宅e-learnig
「採血・社会人基礎力・看護倫理」研修
活動援助技術「トランスファー」 病棟シャドーイング
OJT:「内服管理」「採血」「静脈注射」 夜勤導入オリエンテーション
■5月
救急看護研修@(BLS) 記録研修@(重症度、医療・看護必要度)
■6月
フィジカルアセスメント研修@(観察)
コミュニケーション研修(リフレッシュ研修)
■7月
看護安全研修@「薬剤・6R/誤嚥・食事選択」
■8月
救急看護研修A(シュミレーションBLS・12誘導心電図)
医療安全研修A(酸素のつなぎ替え・リストバンド装着・静脈穿刺)
■9月
記録研修A(看護診断)
■10月
多重課題
■11月
フィジカルアセスメント研修A(急性期)
■1月
看護事例のまとめ・看護安全B「転倒転落/静脈血栓予防」
■2月
新人看護事例検討会
〒432-8580 静岡県 浜松市中区富塚町328