入職を決めた理由

私は学生時代から手術室看護師を目指していました。学生時代の先輩が当院で手術室勤務をしており、とても働きやすく看護師として成長できる病院であると教えてくださいました。経験年数に関係なく手厚く、細やかな指導をして下さり、勉強しておくとよいことやポイントをわかりやすく教えて下さるとのことで、私もそのような環境の中で看護師として成長したいと思いました。
また当院は医科・歯科を兼ね備えた総合病院です。なかなか学ぶことのできない歯科の専門的な知識や技術を学習、習得することができると考え、入職を決めました。

病院選びで重視した点

私は１年目の看護師として慣れない業務に携わることや、初めての一人暮らしへ不安が大きかったため、これらを含めてサポートしてもらえる病院を探していました。
まず重視した点は教育体制です。当院は１年目の看護師に精神面をサポートするメンターと技術面を指導するコーチが付くことが魅力でした。看護技術、メンタルサポートを行う中央研修が充実していることや、手術室での技術、知識の習得へ向けて着実に段階を踏んで成長することができるかを考えました。次に寮の有無と距離です。寮費が低価格であり、また距離が近く通勤時間が短いことで日常生活にゆとりをもって生活することができるのではないかと考えました。

就職活動スケジュール（いつどんな活動をしたのか）

［最終学年の前年］
■8月
インターンシップ


［最終学年］
■4月
　病院研究・校内病院説明会

■5月
　病院研究

■7月
　インターンシップ

■8月
　就職活動
　採用試験
　内定

■2月
　国家試験

1年目に苦労したこと、嬉しかったこと、よかったこと

入職して苦労したことは手術室看護師として知識・技術を習得することです。学生の時に周手術期の学習は行いましたが軽く耳に触れる程度であり、実習でも病棟での経験しかありませんでした。入職してからまず器械出しとして数多くある器械の名称やデバイスの名称を覚えることから始めました。覚えるのは大変ですが、器械を覚えて出すことが出来た時や、先生が望む器械を言われなくても予測して出すことが出来た時はとても嬉しいです。また参考書に載っている解剖よりも実際の患者さんを見て詳しく学ぶことができるので、その点については良かったと思うことです。

新人研修内容の特長

看護技術・知識の研修に加えて、同じ時間内にリフレッシュできる時間を設けて下さることが特徴的だと思います。技術系の研修では少人数グループに対して一人の指導者がつくため質問しやすい雰囲気です。また入職して２ヶ月、６ヶ月と経過に合わせてフォローアップ研修があります。他部署の同期と会うことのできる場であり、自分がどれくらい成長したのかを知ることができます。最近の悩みを打ち明けることで、自分のことを客観的に見つめ直すことができ、自己肯定感を上げられる場なのでリフレッシュできます。 

1年間の新人研修スケジュール

■4月
　☆入職☆
　・専門職としての心構え ・メンタルヘルス
　・電子カルテシステム ・看護記録 ・看護倫理�T

　〇ソーシャルスキルトレーニング（SST�@）
　〇PNSマインド�T-�@
　〇看護技術
　　・点滴管理　・口腔、鼻腔内吸引　・陰部洗浄、おむつ交換
　〇フィジカルアセスメント�T-�@

■5月
　〇1ヶ月フォローアップ研修
　　・リアリティショックの緩和
　　・看護場面の振り返り（ナラティブ�T-�@）
　〇看護技術
　　・血糖測定　・皮下注射　・採血　・膀胱内留置カテーテル管理
　　・末梢留置針挿入

■6月
　・口腔機能管理　・摂食嚥下　・食事介助

　〇夜勤導入研修
　　・報告、連絡、相談　・災害時の看護
　〇フィジカルアセスメント�T-�A
　〇看護過程�T

■7月
　〇3ヶ月フォローアップ研修
　　・3ヶ月の振り返り　・6ヶ月の目標設定　・リフレッシュ（yoga）
　〇ソーシャルスキルトレーニング（SST�A）
　〇医療安全研修
　　・医療事故防止

■8月
　〇看護技術研修
　　・12誘導心電図の装着
　〇フィジカルアセスメント�T-�B（夜勤独り立ち編）
　　・夜勤机上シミュレーション

■9月
　〇看護技術研修
　　・急変時対応（BLS、AED）

■10月
　〇6ヶ月フォローアップ研修
　　・自己の成長を自覚し1年目修了に向けた目標設定
　　・看護場面の振り返り（ナラティブ�T-�A）
　　・マインドフルネス
　〇医療安全研修
　　・危険予知トレーニング（KYT）

■11月
　〇ソーシャルスキルトレーニング（SST�B）
　〇PNSマインド�T-�A

■12月
　〇看護技術
　　・気管挿管の介助

■1月
　〇終末期における患者と家族への看護
　　・エンゼルケアメイク
　〇看護研究発表会

■3月
　〇1年目研修
　　・看護場面を通して目指す看護を見つめる（ナラティブ�T-�B）

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