私が市立大津市民病院で働きたいと思った理由は2点あります。
まず1点目は、集合研修や現場での業務を通して、基本的な看護技術を身に付けることができると考えたからです。コロナ禍での就職でもあり、学生時代は、実習で患者さんに看護ケアを行う機会が少なかったため、安心して働くことができるように、充実した教育体制が整っている病院を選びました。
実際に入職してからは、研修センターで採血やルート確保といった侵襲的な手技の練習をしたり、手術部に所属していながらも、病棟で清潔ケアを経験したりすることができています。
2点目は、患者さんの個別性を尊重した手術室看護を大切にしているからです。病院説明会で手術室看護師のお話を聞いて、私も患者さんが安心して安全に手術を受けることができるように関わりたいと考え、入職を決めました。
病院選びで私が重視した点は、自身の興味がある分野について丁寧に学ぶことができるかという点です。
私は看護学生時代から手術室看護に興味があり、1年目から手術室看護師として働きたいという思いがありました。しかし、合同説明会や病院説明会で、病院や看護局についてだけではなく、手術室の教育体制や雰囲気についてまで詳しく教えてもらえる病院は市立大津市民病院が初めてでした。
市立大津市民病院の手術室看護の特長について、就職活動中に具体的に知ることができたので、ここで基礎から学びたいと考えて病院を選びました。そのため、病院の説明会に参加して、自分が取り組みたい分野があるかどうかを大切にして病院選びをすることが重要だと思います。
【最終学年の前年】
■7〜月
インターネットを用いて病院研究を行う
■2月
就職サイトが主催する合同説明会に参加
病院説明会に参加
【最終学年】
■4月
採用試験・面接
就職先内定
■2月
国家試験
私が看護師1年目に苦労したことは、自分自身の行動が患者さんの命に直結することの責任の重さを実感して、仕事が怖くなってしまったことです。このような悩みを乗り越えられているのは、プリセプターさんや身近な先輩に相談したり、手術に用いる器械、ガーゼ等のカウント、手術室環境の準備といった、患者さんの安全に関わる一つひとつの業務を正確に行えるように気をつけたりしているからだと思います。
反対に嬉しかったことは、手術を終えた患者さんがほっとした表情で手術室から退室される姿を見ることができたことです。手術室での業務は毎日緊張もあり、ミスをして周りのスタッフに迷惑をかけて落ち込むこともありますが、このような場面に立ち会えることは良い点だと思います。
新人研修については、e-learningと集合研修が並行して行われている点が特長だと思います。事前に動画を視聴して予習をしてから、集合研修で実践的な内容を指導してもらえるので、知識を確かめながら、より学びを深めることができると感じます。
また、集合研修が学びの場になるだけではなく、他部署で働く同期に会える機会でもあるので、同期とお互いに励まし合って1年目の期間を乗り越えています。
手術室の新人研修については、手術室ラダーに基づいて、技術の習得状況をプリセプターさんと確認しながら進めていきます。苦手なところや不安なところは無理に1人で行わず、指導についてもらいながら行います。
■4月
☆入職☆
入職オリエンテーション(コンプライアンス、医療安全、感染管理、看護必要度等)
■5月
放射線被曝、看護診断に関する集合研修
■6月
ME機器、留置カテーテル挿入と感染管理に関する集合研修
■7月
多重課題に関する集合研修
■8月
輸血療法に関する集合研修
■9月
医療安全に関する集合研修
■10月
人工呼吸器の取り扱いに関する集合研修
■11月
ローテーション研修
救急救命に関する集合研修
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