実習で精神的な障害を抱える方に関わり、もっと深く関わりたいと感じて精神科看護師を目指したいと考えたからです。精神科看護師は、一般病院と比較して患者さんとコミュニケーションを取る時間が多いと聞いたため、患者さんと深く関わりを持つことができるのではないかと思いました。患者さんを深く知ると信頼関係の形成にも役立てることが可能です。信頼関係があると患者さんの相談にのる機会が増えて、症状の寛解へ導けるのではないかと考え、魅力を感じました。また、精神看護師を目指すのであれば、専門治療を行っている岡本台病院が学びを深められ、経験を積めるのではないかと、精神看護学が領域の教員に話を聞きました。
精神看護を極めたいと考えていたため、専門的な治療が学べる病院であることを重視しました。また、コロナ禍であり就職説明会や見学ができない病院が多かったため、ホームページから得られる情報が多い病院は魅力的でした。岡本台病院はホームページに先輩看護師のメッセージが掲載されていて、どのような看護を行っているのか想像しやすかったことも魅力の一つでした。
[最終学年]
■6月
病院資料集め
■7月
病院見学、説明会の参加
苦労したことは、代表的な精神疾患について、精神科で使用している薬剤の種類、それぞれの薬理や特徴、薬物治療看護における視点やケアのポイントをしっかりと学び直さなくてはいけないことです。一般科ではない身体拘束の基本的な手技など、安全安楽な方法を知る必要もあります。今もなお勉強中です。嬉しかったこと・良かったことは、外部の新人研修などに参加し、情報交換がたくさんできることです。1年目は病院内部での研修も多いので、同期と話せる機会が多くとても心強いです。
研修後には必ず振り返りの時間があるので、グループミーティングを通して、考えや思いを共有し、悩んだり不安だと感じているのは自分だけではないんだと安心することができます。また、精神科ならではだと思いますが、WARPを用いたりセルフコンパッションを体験して、患者だけではなく自分自身のメンタルヘルスケアについて学べることはとても役に立っています。
■4月
入職5日間の集中研修
■5月
代表的な精神疾患と看護のポイントについて
■6月
MSE概論
■7月
メンタルケアワークショップ
■8月
コミュニケーションについて
■9月
薬物療法について
■10月
リフレッシュワークショップ
■11月
事例検討会
■12月
フィジカルアセスメント
■1月
身体拘束の実際とケアのポイント
■2月
自分自身のメンタルヘルスケアについて
■3月
振り返りワークショップ
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