入職を決めた理由

私が入職を決めた理由は、当院に祖父や妹が救急搬送された際の看護師さんの対応が優しかったことがきっかけです。病院理念である「思いやりの心で行う医療」を患者様のみではなく家族にもおこなっているところを実際に感じ、当院に看護師として恩返しがしたいと思いました。また、私は地域の医療に貢献しながら看護師としてスキルアップもしたいと考えており、三次救急であり教育・研修制度がしっかりしている当院を選びました。

病院選びで重視した点

私は候補の病院が他に2つほどあり、大学生の間にそれぞれの病院のインターンシップや説明会、先輩からの話を聞く会に参加しました。その際に病院全体の雰囲気やスタッフ同士のコミュニケーションの度合い、福利厚生等について重視しました。その中でも当院は雰囲気が明るく、実際にスタッフ同士が1人の患者様のことについて真剣に話合いをしている姿を見て相談しやすい環境であると感じました。実際に相談しやすく2年目になった現在でも他スタッフと連携をとりやすいと感じています。福利厚生ではリフレッシュ休日があり、ワーク・ライフ・バランスを重視して働くことが出来ており、旅行だけではなく趣味の時間にも使うことが出来ています。また、カフェテリアプランや教育支援制度が利用でき充実した生活を送ることが出来ています。

就職活動スケジュール（いつどんな活動をしたのか）

［最終学年の前々年］
■8月
　見学会に参加

■12月
　病院の情報収集


［最終学年の前年］
■5月
　病院の情報収集

■7月
　就職サイト合同説明会に参加

■8月
　インターンシップに参加

■2月
　就職サイト合同説明会に参加

■3月
　就職説明会・見学会に参加


［最終学年］
■4月
　面接・小論文対策

■5月
　採用試験

■12月
　内定式

■2月
　国家試験

1年目に苦労したこと、嬉しかったこと、よかったこと

私が看護師1年目に苦労したことはタイムスケジュール調整です。4月は2人受けもちから始まり、だんだんと5人受け持ちになります。患者様ごとにその日行う処置や点滴の時間、食事介助が必要な人や手術の帰室時間が重なってしまうなど常に優先順位の見直しが必要になりますが、1年目では何が優先か分からず、効率の良いタイムスケジュールの作り方が出来ずに多重業務に追われていました。しかし、プリセプターやリーダーなどに相談して抱え込まないようにすることで段々とタイムスケジュールを考えられるようになりました。また、分からない疾患や治療、検査等があった際にプリセプターに勉強したものを提出し、コメントや褒めをもらうことが出来ると嬉しかったです。現在でも初めての技術などはまとめて上司に見ていただくようにしています。

新人研修内容の特長

当院の新人研修では基礎から実際に使用する物を用いて説明を受けることが出来ます。例えば、学生の間は触ったことが無かったモニターや膀胱留置カテーテルを実物を使用し見方や設定方法、留意点について直接学ぶことが出来ました。ルート確保や採血は腕模型にて練習後に先輩が傍で指導しながら同期や先輩の腕で練習し、充分自信を持つことが出来てから患者さんに穿刺という流れであったため不安なく行うことが出来ました。また、研修医や薬剤師、栄養士、臨床工学技士等の多職種と一緒に学ぶ研修もあり、「3人のレンガ職人」について考えたり「無人島に持っていく物の優先順位」について意見を出し合いました。多方面からの意見や考えを学ぶことが出来ます。臨床にてチーム医療の意識を養うことが出来たと感じています。

1年間の新人研修スケジュール

■4月
　☆入職☆
　看護部の機能と役割、固定チームナーシング、看護理論、看護部の教育システム、感染防止対策、
　医療安全、採血・静脈注射、フィジカルアセスメント、スキンケア等

■5月
　輸液・輸注ポンプ、薬剤の理解、膀胱留置カテーテルの管理、安全啓発教育

■6月
　輸血、感染啓発教育、フォローアップ研修

■7月
　メンタルヘルス、医療災害

■8月
　メンバーシップ（自己理解）、フィジカルアセスメント（症状アセスメント）

■9月
　気管吸引、安全啓発教育

■10月
　BLS、心電図の基礎と正常波形、褥瘡管理者研修、フォローアップ研修

■11月
　ローテーション研修

■12月
　フォローアップ研修

■2月
　フォローアップ研修