高平 愛海
脳神経内科 病棟
同期や友人とお買い物に行ったり、カフェ巡りをすることが多いです。平日が休みなので、人混みを避けて過ごすことができていると思います。ちょっと疲れている時は無理をせず、家で映画を見たり本を読んだり、のんびり過ごしてリフレッシュしています。
看護師になって2年目を迎えた頃に出会った患者さんのエピソードです。その患者さんは神経難病で話すことができず、首を動かしたり、瞬きをして意思を表現されていました。歯が当たる口唇の傷から、よく感染症にかかっていましたが、原因になる歯を抜きたくなかったようなので、口腔ケアを工夫して予防することにしました。
その甲斐があって、感染症になりにくくなった患者さんに「最近、感染したり、熱が出たりしなくなりましたね」と声をかけると、にっこりと笑ってくださいました。このとき、患者さんの思いを尊重することが喜びに繋がることを実感して、私もうれしい気持ちになりました。
患者さんの思いに、看護師が気づかなかったらどんなに辛いだろう…。この経験から、患者さんのわずかな表情の変化を見逃さず、その思いを大切にした看護をするように心がけています。