A・N
認知症病棟
学生時代は寮生活をしていて、仲間と共に乗り越えることの心強さを学ぶことができました。看護師になった今は、休日にライブやカフェに行って、充実した日々を過ごせています。看護師を目指すみなさん、一緒に一人でも多くの人に笑顔と生きる力を届けましょう!
1年目に受け持った患者さんを看取ったときのエピソードです。看取りと聞いた時は、どう関わったらいいのだろうと複雑な気持ちになりました。いろいろ考えた結果、「今日まで生きてきてよかった」と思っていただけるような看取りをしたいと決意しました。
患者さんのお話をたくさん聞かせていただき、肌の手入れや、オイルマッサージなどを行いました。また、「桜が見たい」と言われた時には、部屋を桜で飾り付けると笑顔を見せてくれました。ご家族に向けては病棟での暮らしをアルバムに綴りました。患者さんの最期にアルバムを見ながら思い出話をすると「このアルバムは宝物です」と涙を流されていました。
この経験によって、患者さんを大切に想う気持ちが生きる希望となり、ご家族の支援にもなること、そして看護の魅力だということを実感することができました。