柾本 杏厘沙
脳神経外科・整形外科
コロナ禍のために自宅で過ごすことが多く、アクアテラリウムを作成したり、映画鑑賞をしたりしてリフレッシュしています。旅行が好きなので、旅行に行く計画なども立てています。コロナが落ち着いたら、友人との食事や旅行に行きたいと思っています。
膵臓がんのために入院されていた女性が、退院後は自宅に帰りたいと話されていました。しかし、がんが脳に転移してしまい、意思表示ができなくなってしまいました。ご主人様はひとりで介護するのは大変なので、病院でできる限りの治療をしてほしいと希望されました。
その女性は退院を望んでいましたが、ご家族は入院の継続を希望されていて、退院先が決まらない状態が続くことに…。私は女性が入院した時、エンディングノートに退院後の生活の希望を書いているとお聞きしていましたが、業務に追われて傾聴する機会を確保できませんでした。もし、すぐに話を聞いて、内容をご家族に伝えていたら退院をかなえてあげられたかも知れません。
この経験があってから、私はたとえどんなに業務が忙しくても、患者さんの話をしっかりと傾聴するようにして、思いに寄り添う看護を実践しています。