機能的な新館の完成で、専門性の高い看護師の活躍の場も広がる
当院は2016年の新館オープンに伴い、外来部門の集約とともに救急部門、手術部門、周産期医療の充実を図ります。屋上にはヘリポートを備え、患者さんを受け入れ、各部門との迅速な連携が可能となります。
こうしたハード面の充実だけでなく、医療職の人材育成と教育に力を入れていくことが求められます。救急医療や周産期医療の拡充に伴い、さまざまな現場で高度な知識や技術を持った看護師たちの活躍のフィールドが広がります。
看護師の育成ではクリニカルラダーにそって成長できる環境を用意。特に新人研修では臨床実践と職場適応を促す研修や支援体制を構築しています。また、専門看護師や認定看護師だけでなく、学会認定など資格を取得したスタッフによる実践的な研修が数多く開催されています。今後もこうしたスタッフを日々の業務や地域で「ヒューマン・リソース(人的資源)」として活用できるシステムづくりを行っていきます。
看護部の理念である「尊重と思いやり」を、患者さんやご家族、同僚にも持ち、そのマインドの上に知識や技術を積み上げて、私たちの目指す質の高い看護を新しく生まれ変わる新館でも実践したいと思います。
新館の建物は耐震・免震構造を採用し、緊急時にも必要な病院機能を維持できる体制を整えます。病室からは自然豊かな眺望が広がり富士山が望めるなど、明るく快適な空間を患者さんやスタッフに提供します。