入職を決めた理由は、地域に密着した看護を提供している病院だったからです。自然豊かで人々の活気あふれる厚木市。この地元で22年間過ごしてきた私は、地域に貢献したいという想いがありました。東名厚木病院は地域医療支援病院として地域へ貢献しています。24時間の救急体制で命の危機を救ったり、地域包括ケアやがん緩和で地域への生活へ繋げていったりと、急性期から回復期、終末期まで様々な役割を担っており、幅広く地域の患者さんを支援できる体制が魅力的に感じました。患者さんを生活者と捉え、地域生活に向けて患者さんのニーズを捉え支援していくことが今後の医療に必要だと感じていた私は、一人ひとりに向き合い支援をしていく当院で働きたいと思いました。
病院選びで重視した点は、看護師の教育体制と、病院の雰囲気です。まず、教育体制を重視した理由としては、看護師には基本的看護技術をはじめとして、アセスメント能力やリーダーシップ、さらに専門的な知識・技術が必要となるからです。ラダーに沿って必要なことを個人のペースで培うことのできる教育体制、外部の講習や資格取得に向けたサポート体制がある点が大切だと考えました。次に病院の雰囲気を重視した理由は、医療従事者の職場環境が良くなければ患者さんに対しても優しくできないと思っているからです。状況が変化していく日々の中でも余裕を持ち、仕事仲間を大切にし、患者さんを大切にしていく姿勢があることが大切だと考えました。
[最終学年の前々年]
■8月
病院研究
[最終学年の前年]
■9月
病院見学会、インターンシップ
[最終学年]
■5月
採用試験
■2月
国家試験
看護師1年目で苦労したことは、理想の看護へ自分の看護能力が足りておらず、自信を失いかけたことです。学校で勉強し、ある程度の知識を持っていても患者さんへのアセスメント能力不足や技術力不足、経験不足を実感し、患者さんへ必要な支援ができていないかもしれないと不安になりました。しかし、悩んでいる私を同期や先輩方が心配をし、声を掛けてくれたことでその不安から乗り越え、先輩方も同じような経験をしてきたことを知ったことで安心しました。また、チームで看護をしていることを再認識し、互いに補完しあうことの大切さを再認識しました。
当院の新人研修の特徴は2ヶ月間のローテーション研修があることです。新人看護師がグループ分けされ、病棟を看護研修します。病棟の雰囲気や役割を実際に体験でき、この期間内にどの様な看護をしたいのか、どの病棟で看護を提供したいのか考え、自分の希望を叶えることができました。また、私は同じ学校から入職した人がいなかったため、同期との関係づくりに不安もありましたが、共に課題を乗り越えていくことで関係がつくられ、違う病棟に配属された今でも、励ましあったり情報を共有したりと良い仲間ができました。現在は月に1回の集合研修がありますが、日々の看護場面を振り返り、同期と考え認め合うことができ、病棟での看護実践に役立っています。
■4月
☆入職☆
病院オリエンテーション研修、医療接遇・コミュニケーション研修、看護技術研修、ローテーション研修
■5月
看護技術研修、ローテーション研修
後半、部署配属
■6月
ストレスマネジメント研修、フォローアップ研修、自己管理能力研修
■7月
看護過程研修、フォローアップ研修、BLS研修
■8月
安全管理研修、フォローアップ研修
■9月
シミュレーション研修
■10月
医療接遇・コミュニケーション研修、創傷処置、フォローアップ研修
■11月
感染管理研修、認知行動療法
■12月
看護過程研修(担当看護師の役割)、認知行動療法
■1月
看護過程研修、フォローアップ研修
■2月
緩和ケア研修、フォローアップ研修
■3月
成果発表会、看護観発表会、修了証授与式
〒243-8571 神奈川県 厚木市船子232番地