将来、助産師という専門性を生かして開業することがわたしの今後の目標です。
今後の自分の目標を達成するためには、様々な症例の妊産褥婦さんの治療や看護について学び経験を積む必要があると考えました。自治医科大学附属病院には総合周産期母子医療センターがあり、周産期管理が必要なハイリスクな妊産褥婦さんの看護について勉強できるこの病院を選びました。インターンシップに参加した際に産科病棟のスタッフが「私たちは患者さんの産む力を信じて看護している」と熱心に話している姿を見て、この先輩方と一緒に働きたいと憧れを持ったのも理由の1つです。
一番は、自分が経験したいこと、学びたいものはなにかという点を重視しました。身体的・社会的ハイリスクな妊産褥婦の症例について知り看護を学びたいという自分の希望を優先しました。また、新人教育体制、実際にインターンシップに参加した際の病棟の雰囲気、通勤が可能かどうかという点も重視しました。就職と同時に実家を出てひとり暮らしをする予定であったため、仕事をしながら家事などを一人でこなすことのできる環境かどうかイメージしました。
[最終学年の前年]
■6月
病院研究
資料請求
■7月
合同説明会参加
インターンシップ参加
■2月
次年度の資料請求
■3月
看護学校卒業
履歴書作成
[最終学年]
■4月
助産学校入学
履歴書提出
面接練習
採用試験
■6月
内定
■7〜11月
実習
■12〜1月
国試勉強
■2月
国家試験
■3月
助産学校卒業
疾患と症状を整理し、根拠に沿った看護実践にまで結び付けていくことが大変でした。疾患に関する知識はあっても、机上の学習と臨床で患者さんの受け持ちをして感じるギャップが大きく戸惑いました。業務について覚えることもたくさんあり、初めて実施することばかりで1つひとつのことをこなすのに、とても時間がかかりました。新人教育の体制が整っているため、フォローしてくれる先輩と一緒に、少人数の患者の受け持ちから始まり、不安な時にはいつでも相談ができました。
日々の看護を振り返りながら、少しずつ患者に「ありがとう」と言ってもらえるようになったこと、業務も効率的に行えるようになったことで、嬉しさを感じるとともに自分の成長を感じることができました。
病棟勤務を行う前に2〜3週間ほど基礎看護技術の研修が組み込まれています。病棟で勤務している先輩スタッフがインストラクターとなり、基礎看護技術の確認を行ってくれます。実際の患者に看護を提供する前に手順や留意点の確認ができ、よりイメージがしやすくなりました。産科病棟は、妊娠期・分娩期・産褥期のチームに分かれており、新人スタッフは数か月単位で各チームをローテーションしています。一つのチームに偏ることなく、それぞれの時期の特徴を踏まえ、チーム間で連携をとる看護ができることはとても良い点であると思います。
■4月
☆入職☆
看護基礎技術研修
病棟オリエンテーション
褥婦チームに配属
先輩のフォローのもと患者さんの受け持ちを行う
カルガモ夜勤
■5月
夜勤オリエンテーション
■8月
MFICUチームに異動
■10月
他部門研修
多重課題研修
■12月
分娩チームに異動
■2月
重症救急部門研修
〒329-0498 栃木県 下野市薬師寺3311-1