母が看護師をしており、日々頑張って育ててくれた母の姿を見て看護師を目指しました。地元新潟県柏崎市の看護学校の卒業を目前に迫り就職を考えたときに、少しの冒険心を持って地元を離れる決意をしました。西新潟中央病院のことは以前から知っていたので、新潟市にあるこの病院への興味が一層深まりました。国立病院機構系列の看護学校で培った知識と技術を生かし、私自身が特に適性を感じていた慢性期のケアに携わりたいという思いから、脳神経内科への配属を希望しました。入職から現在に至るまでの15年間脳神経内科病棟に所属し、患者さんのケアに専念しています。
病院選びで重視した点は2点あります。
1つ目は、地元から少し離れて独立した生活をしたかったからです。看護学校は地元である新潟県柏崎市で、少し都会に出てみたいけれど県外へ就職するのは不安があるという理由で、同じ県内の新潟市にある西新潟中央病院を選びました。
2つ目は、看護学生の時から慢性期で患者さんとじっくりかかわりたいと思っていたからです。患者さんの人生に寄り添い、この病院なら患者さんと深く長くかかわることができると考え、脳神経内科がある西新潟中央病院への就職を決めました。また、当院には神経難病をはじめ、重症心身障害・てんかんの分野で院内認定専門医療者の資格を取得することができるところです。自分自身のスキルアップができ、かつ患者さんによりよい看護が提供できることが魅力的だと思い就職に至りました。
[最終学年の前年]
■4月
ホームページで病院検索
■3月
病院見学
[最終学年]
■8月
採用試験
■10月
内定
■2月
国家試験
希望していた脳神経内科病棟に配属になったことは嬉しかったです。入職当初は慢性期だから時間の流れがゆっくりしているのかな、と思って働き始めました。しかし実際は日常生活援助や医療処置など看護ケアの内容も幅広く、想像と違って大変だった記憶があります。そのような中でも医師をはじめとした多職種と連携して苦痛をできるだけ取り除き、患者さんに安全で安楽に感じていただけることがとても嬉しかったです。そして、1年を過ぎるころには私自身が少しずつ成長して、できる看護ケアが増えてきたので「頑張ってよかった」と思えることができました。
国立病院機構は全国140施設共通の「看護職員能力開発プログラム」に沿って、一人ひとりがスキルアップしていけるように、様々な研修が行われています。看護師実践能力向上とキャリア形成が図れるように、看護師のラダーレベルに適した研修も実施されています。院内教育では、専任の教育担当看護師長が配置され、病棟ではプリセプターとアソシエイトが新人の成長をサポートしています。神経難病は重症心身障害児者の看護は特殊性がありますが、院内教育で学びを深められるよう企画、支援されています。
■4月
☆入職☆
ローテーション研修(全部署を研修)
電子カルテ操作・感染予防対策・移乗移送
食事介助・与薬
■5月
吸引・酸素吸入・採血・心電図
注射薬ミキシング・輸液ポンプ・シリンジポンプ取扱い
リフレッシュ研修@(1ヶ月の振り返り)
■6月
多重課題
■7月
急変時の対応(BLS・AED)
重症度、医療・看護必要度研修
■9月
リフレッシュ研修A(仲間との語り合い)
政策医療
■10月
医療安全(チームステップス)
■11月
膀胱内留置カテーテル挿入研修(知識・技術)
■12月
リフレクション(看護観をみつめる)
■1月
静脈注射(血管ルート確保)研修
〒950-2085 新潟県 新潟市西区真砂1−14−1