大学生の頃にがん看護専門看護師に憧れをもち、都道府県がん診療連携拠点病院であるこの病院なら、がんと診断されてから人生の最期まで、その人らしく生活できるように看護師として関われるのではないかと思い選びました。
また、今まで暮らしてきた滋賀県で活躍したいと思ったことも決め手になりました。
この病院は勤務体制を選択することができます。妊娠・出産・子育てをしていく中で看護師として働き続けたいと考えていたので、その時のライフスタイルに合わせて勤務体制を選択することができるところがよいと思いました。
また、勤務をしていくうえで辛いことや不安なことも増えてくる中でプリセプター制度があることを知りました。自分の思いを先輩に相談できサポートしていただけるのはいいなと思いました。
【最終学年の前年】
■4月
病院の情報収集(ホームページや資料など)
■8月
病院見学
■12月
ZOOMでの病院説明会
【最終学年】
■4月
面接練習
■6月
採用選考
就職先内定
■2月
国家試験
1年目で苦労したことは、優先順位をつけて行動することです。実習では1人受け持ちでしたが、働くと複数名受け持つことになります。その中で緊急度や重症度を考慮しながら行動することに苦労しました。今も困ることもありますが、困ったときは先輩に相談して対応しています。
嬉しかったことは、患者さんの思いに応えられた時に「ありがとう」と言ってもらえたことです。また、1年目の時は終末期の患者さんを受け持った際に、どうしていいか分からず、家族の辛い気持ちに寄り添うことしかできませんでした。自分の中では上手く関われず心残りがありましたが、亡くなられた後に「看護師さんがあなたでよかった」と家族から伝えられたことが今でも印象に残っていますし、嬉しかったです。
毎月シミュレーターを使用した看護技術の研修があります。まだ実践したことがない技術でもシミュレーターを使用し自信がつくまで実施できます。また、自分の病棟ではしたことがなくても、他の病棟の同期が実施したことがある看護技術に関しては教えてもらいながら楽しく学ぶことができました。おかげで、病棟で実施する際には自信を持って患者さんにケアを提供することができました。
他にも県立病院での合同研修もあります。自分が困っていることも同期と共有することで不安が軽減されますし、何よりも様々な診療科で働く同期と話すことで、「自分も頑張らないといけないな」と刺激になって日々頑張ることができます。お互い励まし合いながら頑張れる仲間ができるのでとてもよい機会でした。
■4月
☆入職☆
県立病院合同研修(県職員の心得・看護倫理・医療安全・感染予防・急変対応・接遇研修・メンタルヘルス・先輩との交流)
病院概要・看護記録・カルテ操作・教育体制
夜勤体験
■5月
県立病院合同研修(看護技術:採血・点滴管理・浣腸・膀胱留置カテーテル・酸素療法・吸引)
外来看護・手術室看護・地域連携・口腔ケア・メンタルヘルス
フォローアップ研修@(1ヶ月の振り返り)
夜勤体験
■6月
静脈注射研修(院内認定)
フィジカルアセスメント(呼吸・循環)
フォローアップ研修A(チームメンバーの経験から)
夜勤開始
■7月
看護必要度研修
3ヶ月研修(輸血・麻薬管理・インスリン療法・エンゼルケア・シミュレーション研修)
■8月
フォローアップ研修B(コミュニケーション)
■9月
県立病院合同研修(12誘導心電図・創傷処置・メンタルヘルス・6ヶ月の振り返り)
■10月
6ヶ月研修(急変時看護・感染管理・多重課題)
長夜勤独り立ち
■11月
家族看護・認知症看護・フォローアップ研修C(インシデント・アクシデントの報告と記録)
長日勤独り立ち
■12月
がん看護・緩和ケア・フォローアップ研修D(業務拡大に向けて)
■1月
フィジカルアセスメント(呼吸)・人工呼吸器装着中の看護
フォローアップ研修E(キャリアラダー・2年目にむけて)
■3月
県立病院合同研修(嚥下障害・メンタルヘルス・診療報酬・12ヶ月の振り返り)
〒524-8524 滋賀県 守山市守山五丁目4番30号