高校時代、看護師体験に参加させていただいた際、患者さんやその家族、学ばせていただいている私たちも含め、誰にでも親切、丁寧に関わっている看護師の姿が印象的でした。そして、新潟県立病院は、県内全域に位置され、県民の医療を支え信頼されている病院であるということに興味を持ちました。県立病院には広域基幹病院、地域医療病院、地域中核病院、専門病院があります。それぞれの地域の特性から様々な領域の看護について学ぶことができ、知識・技術を身につけ自分自身のキャリアアップができる病院で看護師として成長したいと思いました。私も、その地域で必要な看護を提供できる職場で、安心、信頼される看護師を目指したいと思い入職を決めました。
私が重視した点は、新人教育体制や研修が充実していることや、様々な経験を積むことができることです。自分が興味を持った病院をパンフレット等で調べ、説明会に参加して自分が就職したい病院を受験しました。新潟県立病院は、病棟、病院全体で新人看護師を育ててくださる体制が整っており、多くの経験を積んだ先輩方から教えていただき学べる環境はとても貴重だと思いました。説明会の中でも実際の研修風景の写真を見ることができ、研修を通し多くの学びを得られ、自分の知識・技術を高められると思い新潟県立病院を選択しました。
[最終学年の前年]
■8月
インターネット、パンフレットで情報収集
■10〜11月
病院説明会に参加
[最終学年]
■5月
採用試験
■6月
内定
■2月
国家試験
私は手術室に配属になり、学生の頃実習で1度しか行ったことのない部署で働くことに不安が多くありました。実際に職場の環境や雰囲気に慣れること、また多くの知識が必要であり、手術室の外回り、器械出し業務、手術による患者さん状態変化など日々学ぶことの多さに苦労しました。一方で、先輩看護師と術前カンファレンスを行い、個別性を考えることや予想される状態変化に対応できるように準備したことで、スキントラブルを防げたことや事前の準備が役立ったと感じたときはうれしく思います。また、先輩から学んだことを活かせたときや患者さんから感謝の言葉をいただいたときは、看護師になることができてよかったと思うことができます。
さまざまな新人研修が1年間の間に組まれており、入職して少しずつ行い始め、必要になる時期に役立つ研修を受けられるよう工夫されています。多くの看護技術だけでなく、知識面での研修もあり、先輩に教えていただきながら研修で実践し、考え意見を交換し合い学びを深めることができます。また、ナーシングスキルで事前に学習し、実際の研修の際に学習したことを活かすことができ、必要な時に何度でも復習することができます。各部署に戻ってからも、はじめは先輩看護師に見ていただき指導していただきながら少しずつ技術を習得することができます。
■4月
☆入職☆
県新採用看護職員研修
病院全体ガイダンス
看護技術研修(食事介助、吸引、口腔ケア)
静脈注射研修(@法的責任A安全対策と事故防止B基礎知識C薬剤に関する基礎知識D採血点滴)
■5月
夜勤前研修
静脈注射研修(ECV管理)
救急看護研修BLS
看護観レポート(はじめの一歩)
■6月
NNN研修
静脈注射研修(F輸液ポンプ、シリンジポンプGインスリン、輸血の基礎知識)
■7月
看護必要度研修
■9月
KYT研修
■11月
救急基礎研修(心電図、除細動)
■12月
救急基礎研修(挿管、人工呼吸)
■2月
看護観レポート(次の一歩)
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