私は荏原病院の看護師の温かさに魅力を感じ入職を決めました。看護学生の頃、当院は実習病院であり、看護師をはじめ医師や薬剤師、理学療法士など沢山の職種の方と関わることで、多くの学びを深めることができました。実習では患者さんとの関わりだけでなく、実際に働く看護師を間近で見る機会も多く、その際、患者さんに目線を合わせて笑顔で話されている様子が印象的でした。また看護師同士はもちろんのこと、他職種とのコミュニケーションを多くとりながら業務している様子があり、病院全体に温かさを感じました。自分も笑顔あふれる温かい職場で働きたいと思い入職を決めました。
看護師として基礎を固めるという意味で1年目は重要であることから「教育」という点を重視して病院を選びました。専門学校3年目の各論実習の時期に新型コロナウイルス感染症がまん延し、学内実習や日数を短縮しての臨地実習など、実際の現場で実施することができない状況が続いていました。そのため、臨地実習での経験が少ないことへの強い不安がある中、荏原病院の教育体制が整っていることを就職説明会で知りました。まずグローアップ研修があり、病棟で働く上で必要となる知識や手技を丁寧に学ぶことができること。そしてフレッシュパートナーの存在があり精神面のサポートをしてくれる先輩看護師がいること。このことは、臨地実習の経験が少なく不安であった私にはとても心強く、病院を選ぶ上で重視した点となりました。
[最終学年の前年]
■8月
1日看護体験
■2月
合同就職説明会
■3月
病院見学
[最終学年]
■4月
病院見学
■5月
就職活動
採用試験
■2月
国家試験
私が入職した荏原病院は、新型コロナウイルス感染症受入れ病院であり、最初の配属先はコロナウイルス感染症対応病棟でした。感染対策面を徹底する大変さもありましたが、一番苦労した点は、新型コロナウイルス感染症患者数の増減に合わせて、病棟が閉鎖・開棟を繰り返したことです。その都度、新しい診療科病棟に異動になることがとても大変でした。しかし、このような環境だったからこそ、脳神経外科・循環器内科・外科と様々な患者さんの看護を経験することができた1年であり、多くの学びを得ることができたと思っています。
当院の新人研修は、まずグローアップ研修があり、臨床で必要となる知識を座学で学び、教育担当の先輩看護師と共に演習を行いながら手技が習得できるように計画されています。実際に出身校によって臨地実習が受けられた人と受けられなった人で経験値に差が生じていましたが、約1ヶ月間のこの研修で、新人看護師全員が同じ内容を学んだ上で病棟配属となるため、同じスタートラインに立つことができたと思います。また、新型コロナウイルス感染症患者と接する際に必要となる、感染予防策や患者対応の仕方の研修が通年のグローアップ研修に加え、一週間多く組み込まれていたので、コロナウイルス感染症対応病棟に配属された後もスムーズに現場に入ることができ、役に立ったと思いました。
■4〜5月
☆入職☆
オリエンテーション
社会人、看護職員として心構え・教育体制・情報セキュリティー
グローアップ研修
・医療安全・感染管理・薬剤管理・看護記録・採血・検体取扱い
・基礎看護技術演習・COVID-19 患者対応・重症度、医療・看護必要度
■6月
夜勤導入
■7月
看護記録
入退院支援
■10月
認知症看護
倫理
■11月
メンタルヘルス
感染管理
医療安全
■12月
課題発表会
■1月
静脈注射
■2月
ラダーレベル評価
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