実習でがん患者さんを受け持ったことがきっかけで、病気の受け入れや治療と向き合う気持ちの中で揺れ動く気持ちに寄り添い、個別性を大切にした看護を実践できるような看護師になりたいと思い、がん看護にやりがいと魅力を感じました。当院はがん看護の最先端を担っている病院であり、看護師として基本的な知識や技術を身に付けることに加え、1年目からがん看護に関しても専門的に学ぶことのできる教育プログラムがあることに惹かれました。また、合同説明会に参加した際に、実際に働いている先輩から職場の雰囲気の良さや、お手本となる先輩が身近にいることを直接聞くことができ、当院で働きたいという思いがより強くなりました。
病院選びでは、がん看護に強い病院で教育内容が充実しているところを重視して選びました。私が就職活動を行った時期は、コロナの時期と被ってしまい、なかなか就業体験に参加出来ない病院もありましたが、パンフレットで見るだけでなく、気になった病院には実際に足を運んでみることで、新たな発見やイメージとのギャップに気づくことが出来ました。なるべく多くの病院の説明会や就業体験に参加し、実際に働いている先輩の生の声を聞くことで、自分の働きたい病院を見つけることが出来ると思います。
[最終学年の前年]
■7月
合同説明会に参加(東北)
■8月
就業体験に参加
■2月
合同説明会に参加(東京)
■3月
就業体験に参加
[最終学年]
■5月
先生、友人と試験対策
■6月
採用試験
■2月
国家試験
入職してすぐは環境の変化が大きく、慣れるまでは体力的にも精神的にも毎日帰ってきたら疲れ果てて寝てしまうような日々を送っていました。そんな中でも優しく気にかけて下さる先輩や、同じ環境で頑張っている同期の存在がとても支えとなりました。1年目はわからないことだらけなので、失敗して落ち込むことも多くありましたが、教育の先輩方は丁寧に指導や振り返りをして下さり、自己の課題に気付くことができて有難かったです。段々とできない事より出来ることの方が増えていることに気付いたり、患者さんと余裕をもって関わることができるようになったりと、自分の成長を実感できると頑張って良かったなと思います。また、忙しい業務の中でも患者さんからもらえる「ありがとう」の言葉がとても嬉しかったです。
当院の新人研修の特徴としては、ベーシック研修とがん看護基礎コースの2つの研修があります。ベーシック研修は看護の基本的な知識・技術の習得を目的とした研修であり、がん看護基礎コースはがん看護に必要な基礎知識を1年目から段階的に学んでいくことができます。入職前までは、新卒でいきなりがんの専門病院へ入職し、基礎が疎かになったりしないか不安に思う部分もありましたが、フィジカルアセスメントはじめ基礎をしっかり丁寧に教えてくれたうえで、興味のあるがん看護についても学ぶことができました。また、研修では経験豊富な専門看護師や認定看護師の先輩が指導して下さる機会も多く、実践に役立てる内容ばかりなのでとても有難いです。
■4月
☆入職☆
・がん看護概論
・基礎看護技術研修
■5月
・基礎看護技術研修
・1か月の振り返り、メンタルヘルス
■6月
・基礎看護技術研修
・コミュニケーション
■7月
・多重課題
■9月
・がん治療と看護@
■10月
・フィジカルアセスメント
■12月
・看護過程の展開
■1月
・がん治療と看護A
■2月
・末梢静脈内注射実施認定
■3月
・1年の振り返り
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